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逆イールド、前触れでなくリセッション引き金にも-セントルイス連銀

  • シグナルであると同時に実際に景気の減速要因として働く可能性
  • 融資の抑制を招き、経済活動にブレーキをかける恐れがあると主張

米国債の利回り曲線の逆イールド(長短金利差逆転)は、銀行の貸出金利マージンを圧迫し、融資活動の縮小を引き起こすことにより、米国の経済成長を損ないリセッション(景気後退)すら招きかねないと米セントルイス連銀の調査担当者が27日投稿したブログで指摘した。

  過去60年の米国のリセッションは、必ず逆イールドが先行して発生しているが、2年国債と10年国債の利回り格差(スプレッド)は現状でフラット化しているものの、逆イールドの発生には至っていない。

  セントルイス連銀のリサーチ担当次席デレクター、デービッド・ウィーロック氏はブログで、利回り曲線は経済のバロメーターであると同時に長短金利差が逆転する場合は、実際に景気の減速要因として働く可能性があると分析。銀行が低めの金利で短期の借り入れを行い、その資金を金利が高めの長期の貸し出しに回すことで利ざやを稼ぐ傾向にあり、そのようなビジネスの魅力が逆イールドで薄れることを理由に挙げた。

  ウィーロック氏は「長期資産の利回りと比較して短期金利が上昇すれば、銀行の利益が圧迫される。これは融資の抑制を招き、経済活動にブレーキをかけることになりかねない」と主張した。

The gap between 2-year and 10-year Treasury yields nearing zero

原題:Inverted Curves Not Only Signal Recession. They Might Cause One(抜粋)

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