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日本株は反落、米国株不安定でポジション調整-内需中心に売り

更新日時
  • 米ダウの日中値幅は871ドル、VIXは30近辺で高止まり
  • 連休中に米中で経済指標発表、売買代金は約3カ月ぶり低水準
Stock Angst Snowballs as Japan's Nikkei 225 Enters Bear Market
Photographer: Shoko Takayasu/Bloomberg
Stock Angst Snowballs as Japan's Nikkei 225 Enters Bear Market
Photographer: Shoko Takayasu/Bloomberg

28日大納会の東京株式相場は3日ぶりに反落。米国株の不安定な動きや為替の円安一服で買いにくい中、決算失望のニトリホールディングスなどの小売やサービス、電気・ガスといった内需関連が総じて安い。

  • TOPIXの終値は前日比7.54ポイント(0.5%)安の1494.09
  • 日経平均株価は同62円85銭(0.3%)安の2万0014円77銭

  米民間調査機関コンファレンスボードが27日発表した12月の消費者信頼感指数は128.1と7月以来の低水準だった。米政府機関の一部閉鎖は年明けまで続く見通し。27日のダウ工業株30種平均は日中値幅が871ドルに達し、米国株下落に備えたオプションのコストを示すVIX指数は30近辺で高止まり。きょうのドル・円相場は1ドル=110円50ー90銭台と、前日の日本株終値時点111円20銭から円高に振れた。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の三浦誠一投資ストラテジストは、「昨日の大幅高を受けて短期売買資金の利益確定売りが出た。相場がこれだけ上下するとこの先何が起きるか不透明。海外投資家や個人投資家などは来年相場に備えてキャッシュ化しやすい」と話した。

  日本株市場はあすから年末年始で6日間休場。休場中に中国の製造業購買担当者指数(PMI)や米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数が発表される。大和証券の高橋和宏株式上席ストラテジストは「連休期間にポジティブなことが起こるとは期待しづらい。重要経済指標やトランプ米政権内の動きを受けた米国株の動きが読めない」と話した。

  業種別では医薬品や小売、サービス、電気・ガスなどの下げが目立った。三菱モルガンの三浦氏は「ことしの値持ちが相対的に良かった内需ディフェンシブ関連が売られ、非鉄や鉄鋼など景気敏感業種が買い戻されている」と指摘した。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長はことしの相場について「この2か月間の急落は想定外だった」と振り返り、「今の日経平均は景気後退に匹敵するほどの来期2割減益を織り込んだ水準。景気後退の確率は非常に低く、来年は今より高くなる」と期待している。

日本株の年足チャート記事はこちらをご覧ください

18年は1500割れで取引終了

  東証1部売買代金は前日比25%減の2兆293億円と、9月10日以来の低水準。買い手控えムードが強く、ポジション調整の売りに押されやすかった。

  • 東証33業種では医薬品、石油・石炭製品、小売、サービス、電気・ガス、精密機器が下落率上位
  • 非鉄金属、鉄鋼、ゴム製品は上昇
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