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ブラックロックも例に漏れず、資産運用会社の株価は10年で最悪の下げ

American flags fly at BlackRock Inc. headquarters in New York.
American flags fly at BlackRock Inc. headquarters in New York. Photographer: Bess Adler/Bloomberg
American flags fly at BlackRock Inc. headquarters in New York.
Photographer: Bess Adler/Bloomberg

今年は米資産運用会社の株価が過去10年で最悪の下げを記録しており、ブラックロックの株主にとっても厳しい年となっている。

  世界最大の資産運用会社であるブラックロックの株価は年初来で26%下落。同社や同社ファンドへの投資家が売却に動く、ないし様子見を続けたことが影響した。ただこのパフォーマンスも、同業他社に比べればまだ良い方だ。さらに大きな時価総額の減少に見舞われている会社は多い。

  株式市場のボラティリティーがここ3年で最大となる中、資産運用会社やカストディー(証券管理)銀行の株価変動を示す指数は今年に入り29%安と、下落率はS&P500種株価指数の3倍を超えている。構成銘柄中で下落率が最も大きいのはインベスコで、年初来55%の下げだ。

  資産運用会社やカストディー銀行の株価パフォーマンスは以下の通り。

Asset Managers Struggle

Volatile markets have hurt fund providers in 2018

  ブラックロックやそのカウンターパート企業は、過去最長となっている強気相場の恩恵を大いに享受してきた。株式相場の幅広い上昇が投資家の買い意欲を高め、大量の資金がそれら資産運用会社の指数連動ファンドに流れ込んだ。だが今年はその戦略が裏目に出た。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のデータによれば、上場投資信託(ETF)への資金流入は34%減少し、資産運用会社の収入見通しを悪化させている。

  エドワード・ジョーンズのアナリスト、カイル・サンダース氏は、ブラックロックも「市場の影響を免れない」と指摘。「投資家が様子見に回れば、そうした商品に資金が流入しなくなり、それが脆弱(ぜいじゃく)さをもたらす。市場全体がそういうムードだ」と述べた。

  ブラックロックの広報担当はコメントの要請に対し、ゲーリー・シェドリン最高財務責任者(CFO)が今年行ったプレゼンテーションに言及。シェドリンCFOは、同社が販売するさまざまな投資商品や技術が他社との違いを際立たせていると述べていた。

  当時のプレゼンテーションでCFOは「当社のスケールと多様性が、あらゆる市場サイクルでのより一貫した財務成績、そして将来への投資実行力につながっている」と語っていた。

原題:Bear Market for BlackRock Depicts Worst Fund-Firm Rout Since ’08(抜粋)

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