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サウジ内閣改造、皇太子寄り閣僚ら留任-記者殺害後も権勢維持か

更新日時
  • イブラヒム・アッサーフ前財務相をジュベイル外相の後任に起用
  • 若手王族も昇格したが、その多くは皇太子の下でこれまで働いてきた

サウジアラビアは27日、サルマン国王(首相も兼任)による閣僚評議会(内閣に相当)の改造人事を発表した。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子を支持する主要な閣僚が留任する一方、何人かの新たな閣僚が指名された。

  同国の反体制ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館で殺害され、同国と皇太子への国際的な非難の声が高まって以降、大掛かりな閣僚の入れ替えが行われるのは、今回が初めて。

  国営テレビが伝えた国王令によれば、ムハンマド皇太子のチームの主要メンバーである財務とエネルギー産業鉱物資源、経済、通商担当の閣僚の留任が決まった。サルマン国王は外務省の再編を命じ、イブラヒム・アッサーフ前財務相をジュベイル外相の後任に起用。新たな国家警備相も指名した。ジュベイル外相は外務担当国務相のポストに就き、サウジ外交の対外的な顔としての役割を引き続き担う。

  国王は複数の若手の王族を昇格させたが、その多くはムハンマド皇太子の下でこれまで働いてきた人材だ。

  サウジの情報機関のチームがカショギ氏殺害に関与したことで国際的な批判が高まり、国王が皇太子の権力を抑える方向に動くではないかとの観測が出たが、サウジ寄りのシンクタンク、アラビア財団(ワシントン)の設立者アリ・シハビ氏は「主要な支持者が指名された」今回の人事について、皇太子が足場を固めつつある兆しだと指摘した。

原題:Saudi Prince’s Allies Retain Jobs in Post-Khashoggi Shake-Up (2)(抜粋)

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