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長期金利マイナス圏に沈む、日銀オペ方針据え置きで減額警戒薄れる

更新日時
  • 20年債利回り0.49%に低下、新発債として7月以来の水準
  • 日銀、何が何でも副作用対応というトーンではない-SMBC日興

大納会の債券相場は上昇し、長期金利は1年3カ月ぶりとなるマイナス圏に沈んだ。日本銀行が来年1月の国債買い入れオペ運営方針を据え置いたことを受けて減額への警戒感が薄れたことなどから、買いが優勢となった。

  • 長期国債先物2019年3月物の終値は前日比15銭高の152円48銭
  • 10年物352回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より2.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.005%を付け、新発債として2017年9月11日以来の水準
  • 20年債利回りは2.5bp低い0.49%、新発債として7月20日以来の水準

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 長期的に物価が上がる要素がどんどんなくなっており、日銀決定会合の主な意見でもそういう状況が認識されていることを確認。何が何でも副作用に対応するというトーンではない
  • 日銀は長期金利の上下動を許容しているため、ゼロ%になったからといってオペを減らすと低下方向を許容していないという見方になるのも好ましくない
  • オペ減額への警戒がいったん薄れた感があり、金利低下方向に働く
  • 株がまだ不安定なためリスクを落とす動きになりやすく、安全資産としての債券買い圧力が掛かりやすい面も

背景

  • 日経平均株価が反落。一時は2万円の大台を再び割り込んだ。結局は前日比0.3%安の2万14円77銭で今年の取引を終えた
  • 来年1月の日銀オペ運営方針、前月から変更なし

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.140%-0.155%-0.005%0.490%0.705%0.840%
前日比-1.5bp-2.5bp-2.5bp-2.5bp-2.0bp-2.0bp
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