中国、米国の要求エスカレートに身構え-通商対立解消で一斉取り組み

  • 米代表団が1月7日からの週に北京を訪れる-関係者
  • 中国当局者は米国が何を望んでいるかの把握に努める

中国は来年1月に始まるとされる米国との貿易協議に臨む。通商対立解消に向けて一斉に取り組んできたが、十分かどうかについて確信は持てずにいる。

  習近平国家主席とトランプ米大統領の今月1日の首脳会議で、米中の貿易戦争は一時的な停戦に至った。中国はそれ以来、米国製自動車に対する報復関税を撤廃し、強制的技術移転を防止するための法案を起草中だ。さらに、700品目余りの輸入関税を引き下げるほか、米国産原油と液化天然ガス、大豆の購入を再開した。

  協議に詳しい複数の関係者によると、中国当局は1月に事態を進展させるため他に何が必要かを把握するため米国側と絶えず連絡を取っている。中国当局者には、米国自体も何を望んでいるのか明確には分かっていないように見受けられると、交渉が非公開であることを理由に匿名を条件に関係者は語った。

  関係者によれば、中国は米国が懲罰的関税を撤廃するとともに新たな関税を賦課しないことを望んでいるが、それに同意する前に米国がより多くを要求するのではないかと考えている。交渉が決裂した場合に備えて、当局は代替の報復措置を取りまとめているという。

  中国社会科学院の米中関係専門家、呂祥氏は「アルゼンチンでの首脳会談後、開放と改革を加速させる中国のインセンティブは高まった」と指摘。「合意への最大の障壁は、米国の要求に際限がない恐れだ」と述べた。

  関係者の話では、ゲリッシュ米通商代表部(USTR)次席代表率いる代表団が1月7日からの週に北京を訪れる。マルパス財務次官(国際問題担当)も同行するという。

  1月の協議について中国商務省にファクスでコメントを求めたが応答はない。

原題:China Heads Into Trade Talks Bracing for More U.S. Demands(抜粋)

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