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ドル・円下落、株価上昇も先行きに慎重な見方ー111円台前半

更新日時
  • 日経平均株価が2万円台回復も、円は全面高に
  • 前日のドル・円の上昇で日本株高は織り込み済みードイツ証

東京外国為替市場のドル・円相場は下落。米国株急騰を受けて日本株も上昇して始まったものの、株反発の持続性に対して慎重な見方が重しとなった。前日は株高を受けて上昇、一時3日ぶり高値となる111円41銭を付けていた。

  • 午後3時7現在、ドル・円は前日比0.2%安の1ドル=111円17銭。111円37銭を高値に一時110円85銭まで下落
  • 円は主要16通貨に対してほぼ全面高。NZドル・円相場は一時前日比0.6%安、豪ドル・円は同0.6%安

市場関係者の見方

ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクター

  • ドル・円はすでに前日の上昇で日本株の上昇も織り込まれており、株の戻り余地が不透明な中で上値は重い。今の状況であれば110円から112円のレンジになりやすい
  • 株は月末のアロケーションで戻り余地はあるかもしれないが、本格的な戻りかどうかは1月4日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言をみるまでは判断しづらい

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • 過度なリスクオフムードは年末商戦の良いニュースで少し和らいだが、報道次第でまた再燃ということはあり得る。無邪気に楽観ムードに切り替わるという感じでもなさそう
  • ドル・円について、ニューヨーク時間でさらに株を上げてくるのか、米政治など株安の引き金となった問題は解決していないとまた戻りを売るのか反応を見定めたいところ

IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト

  • FRBは来年、トランプ大統領からの圧力と米中貿易摩擦リスクを巡る市場圧力に直面へ
  • 1月にパウエルFRB議長と大統領が会談すれば、金融政策に関しても協議か。大統領から利上げに釘を刺される一方、議長も独立性を保つ上で主張するとみられ、株安要因になりそう
ドル・円、日本株高に対する反応は限定的に

背景

  • トランプ米大統領がパウエルFRB議長の解任に向けて動くことはないと、ハセット米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長が述べた
  • 米政府代表団は来年1月7日からの週に中国当局者との貿易協議のため同国を訪問する。事情に詳しい関係者2人が明らかにした
  • 米CNNは26日、トランプ大統領がパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長と来年に一対一で会談する可能性について大統領の側近が模索中だと、協議に詳しい関係者1人を引用して報じた
  • 26日の米主要3指数はいずれも4%以上値上がり、2011年以来で初
  • 日経平均株価は前日比750円高の2万77円で取引を終了
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