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債券下落、株価急伸・円安受け-需給逼迫観測で下げ幅限定的

  • 日米株高でも超長期債の利回りは伸び悩み、10年債は横ばいに戻す
  • 海外勢が売りに回る様子はみられていない-野村証

債券相場は下落。ダウ工業株30種平均が過去最大の上げ幅を記録するなど、大幅な株高と原油高・円安が進んだ米国市場の流れを受けて売りが先行した。ただ、需給の引き締まり観測が根強く、下げ幅を限定的にした。

  • 長期国債先物3月物は前日比6銭安の152円33銭で終了。寄り付き直後に152円13銭まで下げたが、午後には152円35銭まで下げ渋る場面も
  • 新発10年物352回債利回りは日本相互証券の前日午後3時の参照値と同じ0.02%。新発20年債利回りは3bp高い0.54%で始まるも、取引が進むにつれて0.515%まで戻す

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 米国市場の株高・債券安を背景に国債買い入れオペで売りが殺到するとの懸念もあったが、強めの結果と先物の下げ幅縮小で円債相場は底堅い印象
  • クリスマス休暇明けの海外勢の復帰が鈍いもようで、夕方に来月のオペ運営方針の公表も控えており、相場は閑散
  • これまでの相場上昇をけん引してきた海外勢が売りに回る様子はみられていない

国債買い入れオペ

  • 残存期間5年超10年以下の応札倍率が1.77倍と、同ゾーンとしては10月24日以来の低水準
  • 10年超25年以下は1.95倍と14日以来の水準に低下、25年超は前回より上昇
  • パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
    • オペ結果を受けて、利回り曲線に引き続きスティープ化圧力も
    • 5年超10年以下のオペ回数削減がささやかれる中、今回の倍率低下で同ゾーンの減額リスクは引き続き残る
  • 過去の日銀の国債買い切りオペ結果一覧

背景

  • 日経平均株価は3営業日ぶりに2万円の大台を回復して終了
  • 26日の米株式相場は大幅反発。ダウ工業株30種平均とS&P500種株式指数はともに5%上昇-強気相場が始まった2009年以来最大の上げ
  • 26日の米10年国債利回りは7bp高い2.81%程度。27日の時間外取引では一時2.79%割れ

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.125%-0.135%0.020%0.515%0.725%0.860%
前日比 横ばい -0.5bp 横ばい +0.5bp +1.5bp +1.5bp
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