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米金融株ETFから投資家が資金引き揚げ-流出は過去最悪のペース

  • 最大級の金融株ETFの資金流出は今月35億ドルに達している
  • KBW銀行指数の10-12月期の下げは2011年以来最大となる見込み
Trading On The Floor Of The NYSE As U.S. Stocks Resume Record-Breaking Streak
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Trading On The Floor Of The NYSE As U.S. Stocks Resume Record-Breaking Streak
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米金融株に投資する最大級の上場投資信託(ETF)の資金流出が月間で過去最悪のペースとなっている。今月初めから24日までに35億ドル(約3900億円)を超える流出があった。

  このETFはファイナンシャル・セレクト・セクターSPDRファンド(XLF、運用資産210億ドル)。金融株ETF全体の今年の資金流出は過去最大の92億ドルに達している。銀行株のイコールウエートのポートフォリオに追随するSPDR・S&Pリージョナル・バンキングETF(同27億ドル)からも資金流出が相次いでいる。XLFの組み入れ比率は銀行株が49%、保険株が約32%と、投資先がより多様だ。

Largest financials ETF on track to see record outflows

  予想を下回る融資の伸びや利回り曲線のフラット化、世界成長の鈍化の影響で金融株は12月に入って16%下落し、S&P500種株価指数を構成する11業種の中でも最もパフォーマンスが低い。米銀行株の指標であるKBW銀行指数も今月19%下げており、10-12月期の下落率は21%に達する方向だ。そうなれば、27%を記録した2011年7-9月期以来最大の下げとなる。

  クレディ・スイス・グループの米州担当ETFマーケットメーキング責任者、ジョシュ・ルークマン氏は「市場では最近、利回り曲線のフラット化が何よりも懸念されており、逆イールドが今後の経済にとって何を意味するかに関する不安もあることから、金融株とXLFは容赦のない売り圧力にさらされている」と指摘した。

Bank stocks are on pace for the worst quarter since 2011

原題:ETF Investors Hasten Financials Exodus as December Slump Deepens(抜粋)

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