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JPモルガンが150億円支払いへ-不適切なADR取り扱い問題決着で

  • SECの指摘を肯定も否定もせず支払いに同意
  • シティグループやドイツ銀行も今年、同様の問題で当局と和解
JP MORGAN

Photographer: JEREMY BALES / Bloomberg

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JPモルガン・チェースは米国預託証券(ADR)を不適切に取り扱ったと米証券取引委員会(SEC)から指摘された問題を決着させるため、1億3500万ドル(約150億円)を支払う。SECはADRの預託銀行による不適切な慣行の取り締まりを進めている。

  預託銀行はブローカーあるいはその顧客がADRの裏付けとなる外国企業株(原株)を保有していることを条件に、原株の預託なしでADRを提供することが認められているが、SECの26日の発表資料によると、JPモルガンはブローカーとその顧客が必要な原株を保有していないにもかかわらず、ADRを提供していたという。こうした取引は市場に出回るADRの数を膨らませ、不適切な空売りなどの行為につながる恐れがあると指摘した。

  同行はSECの指摘を肯定も否定もせず4970万ドルの制裁金支払いと利子を含めた不正利得8540万ドルの返還に同意した。

  ADRはSECの法執行の取り組みの焦点の1つで、先月にはシティグループが同様の問題を決着させるため3870万ドルの支払いに同意した。ドイツ銀行も7月に約7500万ドルの支払いに応じている。

原題:JPMorgan to Pay $135 Million for Improper Handling of ADRs (1)(抜粋)

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