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日本株は約2年ぶり大幅高、米政治や景気不安和らぐ-上昇銘柄2100超

更新日時
  • FRB議長ポストは100%安全-ハセット米CEA委員長が明言
  • 年末商戦好調とアマゾン、米ダウ1000ドル超高で過去最大の上げ
Stock Angst Snowballs as Japan's Nikkei 225 Enters Bear Market
Photographer: Shoko Takayasu/Bloomberg
Stock Angst Snowballs as Japan's Nikkei 225 Enters Bear Market
Photographer: Shoko Takayasu/Bloomberg

27日の東京株式相場は大幅続伸し、TOPIXと日経平均株価の上昇率は2016年11月10日以来の大きさとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)議長ポストを巡る不透明感や米景気懸念が払しょくされ、東証1部の値上がり銘柄数が2100を超えてほぼ全面高。

  • TOPIXの終値は前日比70.16ポイント(4.9%)高の1501.63
  • 日経平均株価は同750円56銭(3.9%)高の2万0077円62銭-3日ぶりに2万円回復

  米大統領経済諮問委員会(CEA)のハセット委員長は26日、パウエル氏のFRB議長ポストは安全かと問われ「もちろん、100%だ」と答えた。ホリデーシーズンは記録破りの好調さだったとアマゾン・ドット・コムが発表、株式相場の急落が消費者心理に影を落としていないことが示された。米ダウ工業株30種平均は1086ドル高と過去最大の上げ、S&P500種株価指数も5%高と09年以来最大の上昇率だった。

  アイザワ証券の清水三津雄日本株ストラテジストは「パウエル議長が継続することでひとまず金融市場は安定を取り戻しそう。年末商戦の好調で米国景気はまだ堅調なことが確認された」とし、「株式相場の下落要因だった景気鈍化とトランプ米政権運営の不安感がともに薄らいだ」と語った。

  東証1部33業種は全て2%以上上昇し、値上がり銘柄数は2112と過去最多。ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄ファンドマネジャーは「ここ数日で下げすぎた反動」と話した。東証1部のPBRは26日時点で1.07倍、25日には1.05倍まで低下していた。PBR1倍割れは「強烈な危機、リーマン・ショック級の危機に近いレベルを織り込む」ような株価水準で、実際に「そこまでのことは起こっていない」と同氏は指摘した。

27日は大幅続伸

  東証空売り比率が40%台後半と高止まりし、テクニカル的には依然売られ過ぎ感がある。三菱UFJ国際投信・戦略運用部の石金淳チーフストラテジストは、かなりの勢いで買い戻しが入りそうだとし、「アップダウンはあっても2-3週間で日経平均は2万1000円近くまで戻すのではないか」と予想している。
日本株の当面の見通しについてはこちらをご覧ください

  • 業種別指数の値上がり率上位は石油・石炭製品、精密機器、卸売、化学、陸運
  • 東証1部値上がり銘柄数は2112、値下がりは11
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