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米国株が記録的急伸、ダウは過去最大の上げ幅

更新日時
U.S. Markets Open After Another Day Of Heavy Sell-Offs
Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America
U.S. Markets Open After Another Day Of Heavy Sell-Offs
Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America

26日の米株式相場は急伸、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均はともに5%高と、9年半に及ぶ強気相場の中でも特に大きな上げとなった。前営業日にはS&P500種が大きく下げ、弱気相場入り目前となっていた。この日は原油相場も大幅高となった。

  • 米国株は急伸、S&P500種とダウ平均ともに5%高
  • 米国債は下落、10年債利回り2.81%
  • NY原油は大幅高、米株上昇など手掛かり
  • NY金は上昇、月間では約2年ぶり大幅高も

  S&P500種で下落したのは1銘柄のみ。ダウ平均は上げ幅が1050ドルを超え、1日の上げ幅としては過去最大。ナスダック100指数は6%上昇した。小型株の指数も5%高。

  この日は特に消費関連株が上げをけん引した。アマゾン・ドット・コムは9.5%高。今年のホリデーシーズンが記録破りの好調さになっているとの発表が好感された。アマゾンだけでなく、「FAANG」銘柄は全て大きく上昇。また原油価格の急伸を手掛かりにエネルギー株も上昇した。ダウ平均では構成する30銘柄全てが上昇。ナイキやアップルは7%を超える上げ。S&P500種ではニューモント・マイニングが唯一の下げ銘柄となった。

  フォート・ピット・キャピタル・グループのシニア・ポートフォリオ・マネジャー、キム・フォレスト氏は「小売業界にとって非常に好調なホリデーシーズンとなった可能性が高く、きょうの相場の動きもそれと強く関連している」と分析した。

  S&P500種株価指数は前営業日比5%上昇。ダウ工業株30種平均は1086.25ドル(5%)上げて22878.45ドル。ナスダック総合指数は5.8%上げた。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時50分現在、10年債利回りが7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.81%。

  ニューヨーク原油相場は大幅高。米国株の上昇が手掛かりとなった。また石油輸出国機構(OPEC)と同盟国は原油市場の下支えのため必要に応じて協力する意向だと、ロシアが示唆したことも材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は3.69ドル(8.7%)高の1バレル=46.22ドル。ロンドンICEの北海ブレント2月限は54.47ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。このままいけば月間ベースではほぼ2年ぶりの大幅高となる。一部米政府機関の閉鎖や2019年の景気見通しに対する懸念を背景に、安全資産としての金の需要が高まっている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.1%高の1オンス=1273ドル。

  この日はハセット米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長が、パウエル氏の米連邦準備制度理事会(FRB)議長ポストは「100%」安全だと述べたことも市場では好感された。トランプ大統領は25日、このところの株式相場の大幅下落について、「とてつもない買いの好機だ」と指摘していた。

  フォート・ピットのフォレスト氏は「パウエル氏は解任されず、FRB議長にとどまるとの見方から市場に安心感が広がった」と述べた。

原題:U.S. Stocks Surge in Best Rally Since March 2009: Markets Wrap(抜粋)
Oil Gains Most in Two Years on Stock Rally, Russian Reassurance
Gold Set for Best Month in Two Years as Angst Fuels Haven Demand

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