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トランプ米大統領、イラクを予告なしに訪問-国防長官の辞意表明後

  • 米軍駐留の戦闘地域訪問は就任後初-イラク撤退はないと表明
  • 大統領はシリアとアフガンの駐留部隊の撤退・削減を発表済み

トランプ米大統領は26日にイラクを予告なしに訪問し、駐留米軍向けに演説した。最高司令官である大統領として米軍駐留の戦闘地域を訪れるのは就任後初めて。先週には中東戦略を巡る大統領との見解の相違を理由にマティス国防長官が辞意を表明していた。

ブルームバーグ・ニュースのケビン・シリリ記者がトランプ大統領のイラク訪問についてリポート

ソース:ブルームバーグ)

  トランプ大統領はバグダッド西部のアル・アサド空軍基地で記者団に対し、イラクから米軍を撤退させる計画はないと述べ、米国は過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を含めた敵に対する地域作戦の拠点としてイラクを活用する可能性があることを明らかにした。

  大統領は「ISISについて好ましくないことを目にすれば、何が起きたのか彼らにも分からないほど迅速かつ激しくわれわれは攻撃することができる」と語った。大統領は先週、ISISを打倒したとしてシリア駐留米軍の撤退と、アフガニスタン駐留部隊の約半数に相当する7000人の撤収を命じていた。

Trump Iraq

12月26日にイラクのアル・アサド空軍基地の駐留米軍を訪問したトランプ大統領

写真家:Andrew Harnik / AP Photo

  メラニア夫人を伴ったトランプ大統領のイラク訪問は4時間足らず。ホワイトハウスは警備上の理由から、記者団に大統領の訪問について到着後2時間余り報道させなかった。クリスマスの夜にイラクに向けて出発した大統領は、政府機関の一部閉鎖の終了を目指し民主党との交渉を再開するため27日に帰国する。

  トランプ大統領は、戦闘地域駐留の米軍を就任以来一度も訪問していないことについて批判を浴びていた。  

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アル・アサド空軍基地で帽子にサインするトランプ大統領

写真家:Saul Loeb / AFP via Getty Images

原題:Trump Defends Syria Exit on First Visit to Troops in Combat Zone(抜粋)

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