コンテンツにスキップする

MUFG社長に三菱UFJ銀の三毛頭取、持ち株と銀行トップ兼務

更新日時
  • 平野信行社長は会長に、副社長を新設し亀沢執行役専務が就任
  • トップ兼任で改革の「スピードを上げる」と三毛新社長

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は26日、傘下の三菱UFJ銀行の三毛兼承頭取が社長に就くと発表した。平野信行社長は代表権のない会長となる。これにより、三毛氏は持ち株会社(FG)と銀行のトップを兼務する。いずれも2019年4月1日付。

  FGと銀行トップ兼務の理由について平野社長は26日の会見で、ガバナンスの本来の形からすると望ましくないとしながらも、「構造改革を加速するためには早期に強力なリーダーシップ確立が必要だった」と述べた。ガバナンスは社外を含めた取締役会の中で十分に効かせるという。

  三毛氏は米国、ロンドン、バンコクなど海外経験が長く、経営統合などにも携わってきた。同氏は会見で多種多様な人材と働き、米州で銀行、証券をグループで経営してきた経験は、今後のグループ運営にプラスであり、兼任により改革の「スピードを上げることになる」と語った。

  FGと銀行トップ兼務の幅広い業務をサポートするため、MUFGは副社長を新設。グループのデジタル推進化を担ってきた亀沢宏規執行役専務兼チーフ・デジタル・トランスフォーメーション・オフィサー(CDTO)を登用する。

  今後の海外展開について三毛氏は「環太平洋地域での大型買収は完了し、価値向上に注力していく」と述べた。投資銀行部門で提携している米モルガン・スタンレーとの関係は不変とし、「ウエルスマネジメントなどで知見を生かしていきたい」と述べた。また、平野氏は、MUFGは役職者が多く意思決定に時間が掛かる「大企業病」と指摘。今後の取り組み課題として挙げた。

  三毛氏は、1979年に旧三菱銀行入社。2011年に当時の三菱東京UFJ銀行の常務取締役となり、15年からは米州MUFGホールディングスコーポレーションの会長を務めた。三菱東京UFJ銀行の頭取に就いたのは17年6月。健康上の理由で退任した小山田隆前頭取を継ぐため赴任先の米国から帰国した。

(会見内容を加えて、全体に加筆しました.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE