コンテンツにスキップする

トランプ米政権、国連への拠出拡大求め他国に圧力も交渉難航

  • 米国は25%を上回る平和維持活動への拠出を拒否
  • インド、ブラジル、トルコは米国からの働き掛けに抵抗

米国以外の国の国際機関への拠出を増やすことによって米国の支出を減らすというトランプ米大統領の公約は、国連の場で試されている。しかし、うまく行っていない。

  ニューヨークの米外交官らは国連の年間67億ドル(約7400億円)の平和維持活動予算の拠出額を増やすようインドやブラジル、トルコなどの国に働き掛けたが、今月の交渉で暗礁に乗り上げた。この結果、南スーダンやレバノンなどの軍事監視などを行う平和維持活動の年間予算は2億2000万ドル不足する見込み。米国は予算総額の4分の1を上回る拠出を拒否している。

  シャレット・ノーマン・シャレイ米国連改革担当大使は22日、「残念ながら事態は極めて不満と失望の残る展開を示し、どの国も改革は国連にとって良いもので正しいと認めながらも、その資金調達方法についてはそうだとは認めなかった」と語った。

  この交渉の行き詰まりは、米国が最大の拠出国である国連などの国際機関への拠出拡大を求めて他の国・地域に圧力を加える中で直面している困難を浮き彫りにする。トランプ大統領は24日、ツイッターへの投稿で、各国・地域は「米国との友好関係に付け込んでいる」と指摘した。

  米国は国連全体で100億ドル超を供出と、なお最大の拠出国となっている。以前は平和維持活動予算の約28%を負担していたが、議会が25%という上限を課した。オバマ前政権が多国間協力の必要性を強調し、この上限を撤廃したが、トランプ政権は平和維持活動の多くは無駄であり、非効率的だと主張し、再び導入した。

原題:Trump Wanted Others to Pay More at UN. No One Picked Up the Tab(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE