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ゆうちょ銀の預け入れ限度額を2600万円に倍増へ、民業圧迫と金融界

  • 通常貯金、定期性貯金ともに各1300万円ー現在は計1300万円
  • 全銀協などは3月に共同声明、「地域金融機関への潜在的な影響」

政府の郵政民営化委員会は、ゆうちょ銀行の通常貯金と定期性貯金の預け入れ限度額を計2600万円とし、現在の倍に引き上げることを盛り込んだ報告書を取りまとめた。政令改正を経て、来年4月から実施する。

  発表によると、現在は通常貯金と定期性貯金を合わせて1300万円となっている限度額を各1300万円とし、2倍に引き上げる。将来の見直しについては、日本郵政が保有するゆうちょ銀株を3分の2未満となるまで売却することを条件に通常貯金の限度額を検討するとしている。

  ゆうちょ銀が限度額の引き上げを求めてきたのに対し、金融業界はゆうちょ銀の完全民営化の道筋が不透明な中では、公平な競争条件が確保されず民業圧迫に当たると反発。全国銀行協会や全国地方銀行協会などは3月の共同声明で、「厳しい経営環境にある地域金融機関への潜在的な影響がある」とし、経営が不安定になれば「地域金融機関からゆうちょ銀行に預金がシフトする」恐れを強調していた。

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