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債券先物は下落、株反発や過度なフラット化を警戒ー2年入札は順調

更新日時
  • 2年から7年までの利回り曲線はほぼフラットーSMBC日興
  • これだけ株が下がると負の資産効果も懸念されるーパインブリッジ

債券市場では先物相場が下落した。前日に大幅安となった日経平均株価が反発したことに加えて、中長期ゾーンの利回り曲線が過度にフラット(平たん)化したことへの警戒感から売りが優勢となった。

  • 長期国債先物3月物は前日比13銭安の152円39銭で終了。株価の一時軟化で152円54銭まで上昇する場面も
  • 新発10年物352回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値から横ばいの0.01%。一時は0.03%まで上昇

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 株が大きく上昇しない限り長期金利のマイナス化は視野に入るが、2年から7年までの利回り曲線はほぼフラット、先物の7年ゾーンが強過ぎる。10年ゾーンは出遅れながらついていく展開
  • 米国市場が休場で状況は何も変わらず、米株先物の下落や夜間取引の米10年国債利回りの低下に相場が支えられる場面も
  • 生命保険会社にとっては、超長期債利回りが下がる一方、ドル・円は110円程度とオープン外債投資のターゲット付近。日銀は超長期金利を上げない方が円安が促される

  
パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 今年1年は世界経済の鈍化や米中貿易問題などいろいろあり、そのツケが一気にきた感があり、これまでの好循環が逆流し始めた
  • これだけ株が下がると負の資産効果も懸念される

2年債入札

  • 最低落札価格は100円45銭と、市場の予想中央値100円44銭5厘を上回る
  • 応札倍率は5.36倍に上昇、テールは4厘と若干拡大
  • SMBC日興の竹山氏
    • 午前に調整したおかけで入札は順調になったが、これぐらいの水準にならなければ買う人がいなかったとも言える
  • 過去の2年債入札の結果一覧

背景

  • 日経平均株価は前日比171円32銭(0.9%)高の1万9327円06銭で終了。一時は1万9000円割れ
  • 25日の米国市場は休場、時間外取引の米10年国債利回りは2.75%台から2.72%台まで低下

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.130%0.010%0.505%0.705%0.845%
前日比+2.0bp+1.5bp 横ばい 横ばい横ばい+1.0bp
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