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米ヘス、時価総額が15億ドル消失-主力プロジェクトの作業中断で

  • ガイアナ沖の探査作業がベネズエラによって停止を余儀なくされた
  • ベネズエラは長く、隣国ガイアナと領有権争いを続けている

米石油会社ヘスの株価が24日、約3年ぶりの大幅下落となり、時価総額15億ドル(約1650億円)分が消失した。同社が最も有望視している海外投資案件での作業がベネズエラによって中断した。

  これにより、ガイアナ沖で発見された油田(可採埋蔵量50億バレル)の開発が予定通り進まない恐れがある。このプロジェクトはヘスの成長プランにとって非常に重要で、投資家向け会合の目玉となっていた。提携先の米エクソンモービルと中国海洋石油 (CNOOC)にとっても重要だが、特にヘスは向こう10年間の生産の伸びやキャッシュフロー創出という点でこの案件を頼りにしている。

  米国務省のパラディノ副報道官が23日に明らかにしたところによると、ガイアナと長く領有権争いを続けている隣国ベネズエラは22日、エクソンモービルが契約している船舶を「攻撃的」に停止させた。ただ船舶のオーナー、ペトロレウム・ジオ・サービス(PGS)の広報担当バード・ステンバーグ氏によると、ベネズエラ側は24日の早い時間帯までに撤退した。

  ステンバーグ氏が取材で語ったところによると、海洋資源探査船ラムフォーム・テティスの乗組員はまだ乗船中。ただ作業はまだ再開されていないと、エクソンの広報担当者は電子メールで説明した。

  ヘスの株価終値は12%安の36.43ドルと、2016年2月以来の下落率となった。24日に同社に電話でメッセージを入れたが、今のところ回答はない。エクソンは3.8%安、CNOOCの米国預託証券(ADR)は2.1%安。

原題:Hess Market Cap Plunges $1.5 Billion as Major Project Halted (1)(抜粋)

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