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Photographer: Matthew Staver

ヘッジファンド原油売りポジション増-ワシントンの混乱が下落に拍車

  • WTIの売りポジションは3週連続で増加-CFTC
  • 米利上げと政府機関閉鎖が市場に打撃、「買い手はストライキ中」
An oil drilling rig stands on the Bakken formation in Watford City, North Dakota, U.S.
Photographer: Matthew Staver

ワシントンの混乱が原油相場に改めて打撃を与えたことから、市況は一段安を見込む弱気派の見立て通りの展開となった。

  石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国が世界の供給過剰を解消するのに十分なほど供給を減らすことにトレーダーらが引き続き懐疑的な見方を示す中、ヘッジファンドによる米国の原油価格上昇を見込む買い越しは約2年ぶりの低水準となった。売りポジションが21%増加する一方、買いポジションは前週比ほぼ変わらずだった。

  経済的需要に対する投資家の懸念がますます強まったため、原油市況は悪化。米金融当局による利上げを受けて原油価格と世界の株式相場は軒並み下落し、米政府の一部機能が閉鎖される可能性が高まったことがさらなる打撃となった。

WTIの買越残高は約2年ぶりの低水準

  ナスダック(ニューヨーク)のアナリスト、タマール・エスナー氏はインタビューで「誰も買いポジションを取ろうとせず、買い手はストライキ中のような状況だ」と指摘。「年末にかけて何も材料がなく原油価格は引き続き低迷する見通しで、差し当たりポジティブな要因もないようだ」と述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油のオプションと先物の買越残高は18日終了週に16%減少し10万733枚。買いポジションの増加率が1%未満だった一方、売りポジションは3週連続で増加した。

原題:Bearish Oil Bets Jump as D.C. Chaos Adds Fuel to Crude Collapse(抜粋)

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