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長期金利が一時ゼロ%に低下、株急落や強めの日銀オペ結果で買い圧力

更新日時
  • 日経平均2万円の大台割れ、1000円超える下げ幅
  • リスク取れず、消去法的に債券に資金流入しやすい-SBI証

債券市場では長期金利が1年3カ月ぶりにゼロ%まで低下した。前日の米株式相場の急落を受けて、国内では日経平均株価が1000円を超える大幅安となり、リスク回避の買い圧力が強まった。日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果が強めだったことも相場を押し上げた。

  • 長期国債先物2019年3月物の終値は前営業日比22銭高の152円52銭。一時152円66銭
  • 10年物352回債利回りは一時、日本相互証券の前営業日午後3時の参照値より3.5ベーシスポイント(bp)低いゼロ%と、新発債として昨年9月11日以来の水準に低下
  • 20年物166回債利回りは一時0.495%と、新発債として5カ月ぶりに0.5%割れ

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 株安や円高に加え、海外金利が下がる中で、円金利が低下するのは自然
  • 全般的にマーケットリスクが取れなくなってきており、消去法的に債券に資金が入りやすい
  • 米国の政治要因で金融市場が動揺する中で、日銀オペを減額する環境ではないということが確認された

  
岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • マーケットが薄い中、値幅がいつもより1.5倍くらいになっているのではないか
  • 長期金利がマイナス利回りになれば日本の投資家は誰も買わないというのはほぼ見えている
  • 米国の2年債利回りは利下げを織り込み始めている水準で、それは行き過ぎだろう

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超5年以下と10年超
  • 買い入れ額は1-3年、3-5年、10ー25年、25年超のいずれも据え置き
  • 野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
    • オペ結果、1ー3年は強め、3-5年はやや強め、10ー25年は強め、25年超はかなり強め
    • 金利は低下しているが売るモノがなく、オペは強めの結果
  • 過去のオペ結果

背景

  • 日経平均株価は前営業日比1010円45銭安の1万9155円74銭で終了。終値ベースで昨年4月以来の安値
  • ドル・円相場は一時1ドル=110円ちょうどと、8月21日以来の水準まで円高進行
  • クリスマス休暇前で短縮取引となった24日の米国市場では、政治的な不透明感を背景に米10年物国債利回りは一時2.73%程度と4月以来の水準まで低下。ダウ工業株30種平均終値は2.9%安の21792.20ドル
  • 米政府機関の一部閉鎖、3日目に突入-再開に向けた緊迫感見られず

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%-0.145%0.010%0.505%0.705%0.835%
前日比-0.5bp-1.5bp-2.5bp-3.0bp-3.5bp-3.5bp
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