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米財務長官、投資家の懸念解消できず-金融監督当局者と協議でも

更新日時
  • 監督当局者は財務長官に市場が正常に機能していると伝えたと関係者
  • S&P500種は1年8カ月ぶりの安値に下落
ムニューシン米財務長官

ムニューシン米財務長官

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
ムニューシン米財務長官
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

S&P500種株価指数が24日、1年8カ月ぶりの安値となる中、ムニューシン米財務長官は急きょ金融監督当局者の会合を開いたが、投資家の間で高まる不安感を和らげることはできなかった。

  米金融監督当局のトップは電話協議でムニューシン長官に、市場が正常に機能していると述べた。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。このところの米株安について、多くのトレーダーはトランプ政権に端を発する混乱が原因だと指摘している。

  ブルームバーグが21日、匿名の関係者を引用し、トランプ大統領は数カ月にわたる株安に不満を募らせ、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任を話し合ったと報じた後、ムニューシン長官は24日午前、金融監督当局者の同会合を開いた。

  事情に詳しい別の関係者によると、ムニューシン長官は23日に金融監督当局者の会合を開くと発表する前に、同会合について大統領の了承を得ていなかった。また、米大手銀行に消費者や他の金融機関向け融資能力について尋ねるという別の決定についても大統領に事前に相談していなかったという。

  トランプ大統領がパウエル議長解任を検討していたとの報道で既に動揺していた投資家は、ムニューシン長官のこれら2つの動きにより安心するどころか一段と警戒を強めた。さらにトランプ大統領が24日のツイッターへの投稿でFRBは米経済の「唯一の問題だ」とあらためて批判したことで投資家の懸念は深まった。

  これらの要因が重なって24日のS&P500種の終値は2.7%下落し、2017年4月以来の安値となった。

  金融監督当局者の電話協議に参加したのはFRBと証券取引委員会(SEC)、商品先物取引委員会(CFTC)、連邦預金保険公社(FDIC)、通貨監督庁(OCC)の当局者。公の場で発言する立場にないことを理由に関係者が匿名で明らかにしたところでは、一部政府機関閉鎖中にどのように市場を監視するかについてムニューシン長官に説明した。

  SECとCFTC、FDICの報道官にコメントを求めたが、これまでに返答はなかった。財務省とFRB、OCCの担当者はコメントを控えた。

原題:Mnuchin Said to Be Told That Markets Are Operating Normally (1)(抜粋)

(背景などを追加して更新します.)
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