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【米国株・国債・商品】S&P、11年以降最悪の週-米首都混沌で

更新日時
  • ナスダック弱気相場入り、FANG銘柄やツイッターが大幅安
  • 原油は週間ベースで11%安、約3年ぶりの大幅な下げ

21日の米株式相場は大幅続落。S&P500種株価指数は1年5カ月ぶり安値となり、週間ベースでは2011年8月以来の大幅下落を記録した。ハイテク売りが膨らんだことで、ナスダック総合指数は弱気相場に入った。米国債は小幅上昇。

· 米国株は大幅続落、S&P500が1年5カ月ぶり安値
· 米国債は上昇、10年債利回り2.79%に低下
· NY原油は続落-週間ベースでは11%安、約3年ぶり大幅下落
· NY金先物は反落-週間では上昇、成長懸念で需要増す

  株価指数と個別株がそれぞれ先物とオプション取引の最終日を迎える四半期ごとの「クアドルプルウィッチング」に当たったことから、この日は出来高が膨らみ、株安に拍車を掛けた。米国株は週初から、金利の上昇や世界的な景気減速への懸念に圧迫されていた。午前の取引ではハト派的な金融当局者発言を受けてS&P500種が上昇する場面もあったが、強気相場で最も上昇した銘柄の一部がその後あらためて売り圧力に押された。

  S&P500種は前日比2.1%安の2416.62。ダウ工業株30種平均は414.23ドル(1.8%)安の22445.37ドル、ナスダック総合指数は3%低下。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.79%。

Quadruple witching stokes late-December volume

  ニューヨーク原油相場は続落。週間ベースでは11%安と、2016年1月以来の大幅な下げ。経済成長の減速や米原油供給の急増で来年の需給が供給超過になり、相場安定を目指した石油輸出国機構(OPEC)の取り組みが効果を発揮できないとの懸念がある。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、29セント(0.6%)安の1バレル=45.59ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は53セント安の53.82ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物は、ドルが上昇する中で反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.8%安の1オンス=1258.10ドルで終了。週間ベースでは1.3%高で、ここ3週間で2回目のプラスとなった。「世界経済の減速、原油安、米政府機関閉鎖の可能性を巡る懸念や、米金融当局が市場の現実に疎いと多くから指摘される状況が重なり、トレーダーや投資家は非常に神経質になっている」とキトコ・メタルズのシニアアナリスト、ジム・ウィコフ氏はリポートで指摘した。

  ナスダック総合指数とナスダック100指数はともに2%余り下げ、この夏に記録した最高値からの下落率が20%を超えた。「FANG」と総称されるフェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル親会社アルファベットはいずれも3%を超える下げとなり、ツイッターは6%余り下落した。「恐怖指数」と呼ばれるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は30を上回り、10カ月ぶり高水準となった。

  米国債は商い低調の中をレンジ相場となったが、株と原油が下げ圧力に押されたことから遅い時間にこの日の高値を付けた。

原題:Stocks Have Worst Week Since 2011 Amid D.C. Chaos: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Edge Higher, Curve Steepens; TY Call Options Active
Oil Suffers Worst Week in Almost 3 Years Amid Broader Malaise
PRECIOUS: Gold Posts Weekly Advance as Growth Angst Spurs Demand

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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