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株バリュエーション、正当化される水準に-ゴールドマンのコーエン氏

米株式市場では9月以降、時価総額にして4兆ドル(約444兆円)が吹き飛んだことで、以前伸長していたバリュエーションが利益面でより強く正当化される水準に戻ってきていると、ゴールドマン・サックス・グループのシニア投資ストラテジスト、アビー・ジョゼフ・コーエン氏が指摘した。

  コーエン氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「きょうやあす、さらには今月について投資推奨を示すわけではないが、バリュエーションはS&P(500種株価指数)が2950に達した時の伸長した状態からファンダメンタルズに裏付けされる水準に戻ってきているようだ」と述べた。

アビー・ジョゼフ・コーエン氏のインタビュー

Source: Bloomberg)

  金利上昇や米中の対立を受けて世界的に株式から資金を引き揚げる動きが広がっており、S&P500種指数は今年、このままいけば金融危機以降で最悪のパフォーマンスとなる。米国株のバリュエーションは現在、2013年に見られた水準にあり、S&P500種の予想株価収益率(PER)は約14倍だ。今年初めの時点では18倍だった。

  米政府機関の閉鎖リスクや閣僚の交代を投資家は「極めて重大な事態」と捉えているとコーエン氏は指摘。マティス国防長官の突然の辞任は、アジアや欧州でも懸念を生じさせた。一方で一部米政府機関の閉鎖を巡る懸念も今週、高リスク資産にとって新たな逆風となった。

  コーエン氏は「誰もがただ深呼吸をし、数字を再確認したいと考えている。つい6週間前に多くの人が持っていた確信はもはや見られない」とし、「市場の動きそのものが物語っている。下落局面で押し目買いを狙おうと強く考えている投資家はあまりいない。多くは状況が落ち着き、再評価できるようになるのを待っている」と述べた。

原題:Abby Joseph Cohen Says Stock Valuations Are Looking ‘Supported’(抜粋)

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