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債券下落、米政府閉鎖の懸念受けた米債安が波及-相場急上昇の反動

  • 超長期ゾーン中心の上昇で利回り曲線はベアスティープ化
  • 最近の相場上昇で割高感、国債発行計画は予想通り-SMBC日興

債券相場は下落。米政府機関の一部が閉鎖される可能性が高まったことが売り材料視されて長期金利が上昇した米国市場の流れを引き継いだことに加え、最近の相場の大幅上昇で高値警戒感が広がっていた超長期ゾーンを中心に売り圧力が掛かった。

  • 長期国債先物3月物は前日比21銭安の152円30銭で引け
  • 新発10年物352回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高い0.04%。一時0.045%と1週間ぶり高水準
  • 新発20年、30年、40年債の利回りが大幅上昇。前日はいずれも5カ月ぶり低水準を更新

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • このところの相場上昇で全体的に割高感があった
  • クリスマス休暇前とあって、海外勢が先物のロングポジションをいったん解消する動きも出ているのかもしれない
  • 来年度の国債発行計画は予想通りの内容だった

来年度国債発行計画

  • 来年度予算100兆円超え-消費増税対策へ大盤振る舞い、財政再建遠く
  • 来年度の国債市中発行額、129.4兆円と6年連続減-20年債以下を減額
  • カレンダーベース発行額は前年度当初比4.8兆円減-2年債、5年債、10年債、20年債を年1.2兆円ずつ減らす
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト
    • 歳出カットに向けた切り込みの甘さが例年以上に厳しく批判されそうだ
    • ただ、カレンダーベースの発行減額などにより、この日の日本国債市場がそれを表立って嫌気する場面はないだろう

流動性供給入札

  • 残存期間5年超15.5年以下の銘柄が対象で、発行予定額は6000億円程度
  • 応札倍率3.12倍、同年限の前回入札は2.59倍
  • 最大利回り格差は0.019%、平均利回り格差0.015%
  • 過去の流動性供給入札の結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%-0.130%0.040%0.540%0.745%0.875%
前日比 横ばい+1.0bp+1.5bp+2.5bp+2.5bp+2.5bp
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