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ルノー・日産、ゴーン前会長への支払い隠しを検討-電子メールが示す

  • ケリー前代表取締役は手法について「法的リスク」指摘
  • ゴーン前会長とケリー前代表取締役は報酬過少申告で起訴された
カルロス・ゴーン前日産会長

カルロス・ゴーン前日産会長

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
カルロス・ゴーン前日産会長
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

フランスのルノーとの日産自動車の間でアライアンスのガバナンスを巡る権限争いが激化する中で、起訴されたカルロス・ゴーン前日産会長の巨額報酬を公の目から隠そうと両社が画策したとみられる情報が、新たに明らかになった。

  ルノーと日産の幹部はゴーン前会長への報酬を、オランダを本拠とするアライアンスの統括会社「ルノー日産BV」を通じて「公に開示せず」支払う案を2010年に検討した。ブルームバーグ・ニュースが閲覧した電子メールから分かった。グレッグ・ケリー前代表取締役はこのメールで、同手法には「法的リスク」があると指摘している。  

  ゴーン前会長とケリー前代表取締役は先週、報酬を過少申告した罪で起訴された。前会長の逮捕までの数カ月、日産はパートナーであるルノーには知らせずに調査を進めていた。東京地裁は20日、東京地検が出した勾留期間の延長請求を却下。これを不服とした準抗告も棄却しており、両被告は早ければ21日にも保釈される可能性が高まっている。

  報酬隠しの計画と関連の電子メールについては仏紙レゼコーが先に報じていた。ルノーの広報担当者によると、ケリー被告はルノー日産BVを通じたゴーン被告への報酬支払いの合法性についてルノーと日産の幹部に相談し、ルノーはフランスでは報酬を開示しなければならないと回答したという。同広報担当者は、ルノーが知る限りにおいて同計画は実行されなかったと話した。

  ゴーン被告の弁護人と日産はコメントを控えた。問題の電子メールはルノー日産BVを通じた支払いの合法性についての複数の関係者による検討の一環だとケリー被告の弁護人が述べた。ルノー日産BVの広報担当者は回答を控えた。

原題:Renault-Nissan Considered Secret Ghosn Payment Plan, Email Shows(抜粋)

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