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Photographer: Andrew Harrer

FOMCへの市場の反応、度が過ぎている-ムニューシン米財務長官

  • 投資家は追加利上げの可能性を重大視し過ぎていると財務長官
  • 「パウエル議長のコメントに市場は失望したと思う」とも発言
The Marriner S. Eccles Federal Reserve building stands at sunrise in Washington, D.C., U.S.
Photographer: Andrew Harrer

ムニューシン米財務長官は20日、米金融当局が示した金利見通しを擁護した。投資家は追加利上げの可能性を重大視し過ぎているとし、引き締めはほぼ完了した可能性があるとの当局のシグナルに言及した。

  ムニューシン長官はFOXビジネス・ネットワークとのインタビューで、「市場の反応は全く度が過ぎている」と発言。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による前日の記者会見に関して、「議長のコメントに市場は失望したと思う」と述べた。

  米金融当局は19日、大方の市場予想通り利上げを発表し、パウエル議長は来年の金融引き締めにより慎重になる意向を示唆した。しかし、市場はまちまちな内容のシグナルと受け止め、当局の政策は誤っているのではないかとの投資家の懸念を和らげることはなかった。米株は連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策発表日としては2011年以来の大幅下落となった。米政府機関閉鎖の懸念が強まる中、20日も米株売りは続いた。

  ムニューシン長官は来年にあと2回の利上げが必要になる可能性が高いとの金融当局の見解に同意するかどうかについてはコメントしなかったものの、インフレ率が引き続き低ければ来年の金利の道筋は変わるかもしれないと語った。長官は、利上げをするかどうかの判断をよりゆっくりと行うと当局が示唆した部分を強調した。

  ムニューシン長官は、当局者17人の金利見通しを点で示した「ドット・プロット(金利予測分布図)」に言及し、「あと2回の利上げを行うという部分だけに注目してはならない。ドット・プロットの17の点を見る必要がある」と発言。「レンジの上限は大幅に下がっており、依然かなりのばらつきがある」とし、一部の当局者が「金利を今後大幅に引き上げる必要はないと考えている」ことを示唆しているとの見方を示した。

原題:Mnuchin Says Market Drop ‘Overblown,’ Cites Dovish Fed Signals(抜粋)

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