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モラー氏が数カ月内に文書提出、トランプ氏個人の言及控える見通し

  • モラー特別検察官、トランプ大統領の関与は最終報告に持ち越しか
  • 次回文書では共謀が疑われる米国人、ロシアが求めた見返りを指摘へ

モラー特別検察官は向こう数カ月に提出が見込まれる法的文書で、犯罪行為へのトランプ大統領の関与について、「ある人物」などとえん曲的に言及することすら慎重になるだろうと、特別検察官の捜査状況に詳しい関係者が明らかにした。

  この文書で、モラー氏は論拠を1つずつ着実に積み上げていき、米大統領選挙に対するロシア介入工作をこれまでで最も詳細に描くことを意図している。関係者によると、ロシア側と共謀した可能性のある米国人や、ロシア側が求めた見返りもこの中で明らかにする。モラー氏はトランプ氏に司法妨害の意図があったかについても調べている。

President Trump Participates In Roundtable Discussion On Federal Commission On School Safety Report

トランプ大統領

写真:Al Drago / Bloomberg

  モラー氏はトランプ氏個人に関する部分について、司法省に提出する最終報告まで言及を控えておく公算が大きいと、関係者は述べた。最終報告は来月から下院の過半数を掌握し大統領弾劾を視野に入れる民主党の目にさらされることがほぼ確実だ。

  元連邦検事のエリー・ホーニグ氏は「モラー氏は全ての証拠をつなぎ合わせ、説得力がある、または圧倒的な論拠を恐らく提示するだろう」と発言。「まだ分からないが、そのような兆しは表れている」と語った。

  トランプ氏は今週もツイッターに「ロシア絡みの作り話による魔女狩りだ」と書き込み、「共謀など何もない。民主党の詐欺だ」と捜査への非難を続けた。今回の記事にあたりモラー氏のオフィスはコメントを控えた。

原題:Mueller Poised to Save Trump for Later as He Readies New Steps(抜粋)

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