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浅川財務官:市場が過剰反応、トレンドか一時的かみる必要-3者会合

更新日時
  • 市場の動揺が深まった場合は「適切に対応する」-浅川氏
  • 国内主要株価指数は年初来安値更新、円は対ドルで約7週ぶり高値

財務省と金融庁、日本銀行の幹部は20日夜、財務省内で国際金融資本市場の動向に関して意見交換した。財務省の浅川雅嗣財務官は会合後、記者団に対し、株式、為替相場の変動が高まっていることについて、市場が過剰反応しているとしながらも、さらに動揺が深まった場合は「適切に対応する」と語った。

  浅川財務官は市場でのボラティリティ―の上昇に関して、貿易摩擦や新興市場国からの資本流出の恐れなど、「世界経済に対する下方リスクが顕在化している中で、実際に米中の一部に弱い指標が出てきて、市場が過度に反応した」と指摘。日米の金利低下や原油安で多少市場が弱気になっている可能性があるとし、「ある程度トレンドなのか一時的要因なのかはよくみていかなければいけない」と語った。

  この日の会合には金融庁の遠藤俊英長官、日銀の前田栄治理事ら6人が出席した。浅川氏は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が終了し、日銀の政策決定会合も終わったので定例的な意味もあるが、「今週に入ってから市場の動きに気になる部分が正直あった」とし、「若干臨時の会合の意味も込め意見交換した」と説明した。

  20日の東京株式市場では主要株価指数が3日続落し、年初来安値を更新。外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=112円を割り込み、約7週間ぶり安値を付けた。FOMCの利上げ継続姿勢を嫌気して世界的に株安が進む中、リスク回避に伴う円買いが強まった。

(浅川財務官のコメントを追加して更新します.)
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