コンテンツにスキップする

ヘッジファンドが「ビッグ・ショート」見送り、好機にもかかわらず

  • 空売り比率が高い銘柄、17日までの10営業日に12%余り下落
  • 時価総額に対する空売り残高の割合は10年以来の低水準付近

米株式市場では過去2週間に時価総額にして2兆ドル(約224兆円)余りが失われた。空売りには大きな収益機会だったはずだが、ヘッジファンドなどの空売り残高は9月下旬のピークから1000億ドル近く減っていた。IHSマークイットのデータが示した。
 

Most shorted Russell 3000 shares tumble from September high

  ドイツ銀行によれば、時価総額に対する空売り残高の割合は2010年以来の低水準付近まで低下している。空売りによって利益を得る機会がなかったわけではない。ラッセル3000指数構成銘柄の中で空売り比率が高い銘柄を集めたゴールドマン・サックス・グループのバスケットは17日までの10営業日に12%余り下落した。

  ヘッジファンドが空売りを減らした理由について、ドイツ銀のストラテジスト、ハリー・マーティン氏は「マクロ環境の不透明を踏まえ、確信を持って特定の銘柄を空売りすることにためらいがある」と指摘した。

  成長に対する強い不安のような大きなきっかけがない限り、今のところ空売りは増えないだろうとマーティン氏は話す。「単一銘柄のビッグ・ショートを仕掛けてホリデーシーズンの相場乱高下によって今年のリターンを損なわれることは誰も望まない」と同氏は述べた。

Managers haven't maintained positions as bearish bets playing out

原題:Billions Go Missing as Hedge Funds Forgo Winning Big Short(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE