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米、露ルサールの制裁解除へ-中国の生産見通しに市場は再び注目

  • ルサールからの供給再開の見込みはほぼ織り込み済みとアナリスト
  • アルミ価格上昇を望む人にとって最も重要なのは中国だと市場関係者

トランプ米政権は19日、ロシアのアルミニウム生産会社、ルサールの大株主である新興財閥のオレグ・デリパスカ氏が持ち分を大幅に減らす合意が成立したことを受け、同社への制裁を解除する方針を明らかにした。米財務省によると、議会が阻止しない限り、30日後に実施される。

  ルサールへの制裁が解除されれば、アルミのトレーダーは、今年長きにわたりアルミ市場を悩ませてきたルサールの問題を脱し、来年の中国の需要・生産見通しに集中できる。

  アルミ価格とプレミアム(割増金)はここ数カ月下落している。4月に発表された米国の制裁措置が緩和ないし解除されるとの見通しも一因だ。だが、ルサールからの供給再開の見込みが織り込み済みということもあり、さらなる下げ余地は限定的となりそうだ。CRUのダグ・ヒルダーホフ氏を含むアナリストらは、中国の生産に関心を向けている。

  CRUは、最近の中国の製錬所閉鎖が響き、同国の2019年の一次アルミの供給不足が約140万トンに上ると予測。中国以外の供給不足は120万トンと推計した。

  ハーバー・インテリジェンスのマネジングディレクター、ジョージ・バスケス氏は電話インタビューで、「アルミ市場で注目すべき地域のうち、値上がりを望む人にとって最も重要なのは中国だ」と述べた。

原題:Rusal-Ban End Means Traders Can Zero In Again on China Outlook(抜粋)

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