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ソロス・ファンドが「マクロ運用」縮小-5億ドルに配分減ると関係者

  • フィッツパトリックCIOが過去1年でエクスポージャー縮小に動く
  • マクロチームの今年の運用成績は4-5%のマイナスとなっている
著名投資家のジョージ・ソロス氏

著名投資家のジョージ・ソロス氏

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg
著名投資家のジョージ・ソロス氏
Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

資産家で著名投資家のジョージ・ソロス氏のファミリーオフィス「ソロス・ファンド・マネジメント(SFM)」は、マクロ観測の視点からさまざまな金融商品の売買を行う「マクロ運用」の大部分を縮小した。為替や債券、商品市場の大きな変動から利益を狙うトレーダー世代の手法に影響を与え、ソロス氏自身の富を築く助けとなった戦略から手を引くことを意味する。

  ニューヨークに拠点を置くソロス・ファンドに最高投資責任者(CIO)として2017年前半に加わったドーン・フィッツパトリック氏は、チャンスが少なくなった状況に言及し、過去1年でマクロ運用の縮小に動いた。事情に詳しい複数の関係者によれば、外部のマクロ運用会社から資金を引き揚げ、内部チームへの配分も減らした。

  関係者によると、ソロスのマクロ・不動産ディレクター、アダム・フィッシャー
氏のマクロ投資への配分は約5億ドル(約562億円)と昨年の約30億ドルから減った。環境が上向けば将来的に再び配分を増やすこともあり得ると関係者の1人は述べた。SFM(運用資産額250億ドル)の広報担当マイケル・バチョン氏は、コメントを控えている。

  関係者によれば、SFMの今年の運用成績は全体では若干プラスだが、マクロチームは4-5%のマイナスとなっている。1988年から2000年にかけてソロス氏のために働いた資産家スタンリー・ドラッケンミラー氏も今週のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、今の市場環境で、利益を生むのがいかに難しくなっているか説明していた。

株式市場のボラティリティーなどについて語る資産家のスタンリー・ドラッケンミラー氏

出所:ブルームバーグ)

原題:Soros Is Said to Reduce Macro Trades as Opportunities Disappear(抜粋)

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