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12月19日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル反発、FOMC後に下げ縮小しプラス圏に 

  19日のニューヨーク外国為替市場ではドルが小反発。ブルームバーグのドル指数は終日ほぼ軟調に推移していたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)が追加利上げを決定し、2019年も利上げを継続する姿勢を示したことから下げ幅を大きく縮小し、プラス圏に浮上した。

  FOMCはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25-2.50%のレンジへ引き上げ、今年4回目の利上げを決めた。2019年の利上げ見通しは前回予測の3回から2回に減少した。

  米国の2年債と10年債の利回り差は12ベーシスポイント(1bp=0.01%)未満に縮小し、イールドカーブ(利回り曲線)はフラット化した。10年債利回りは一時2.75%を下回り、4月以来の低水準となった。

  ニューヨーク時間午後4時46分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。一時は0.4%下げていた。ドルは対円では0.1%未満下げ、1ドル=112円48銭。ユーロはドルに対して0.2%高の1ユーロ=1.1385ドル。

欧州時間の取引

  ブルームバーグのドル指数は下落。FOMCを前に、米10年物国債利回りが5月以来の低水準となった。ユーロは対ドルで一時、1.14ドル台に上昇した。イタリアが2019年予算を巡って欧州委員会と合意に達したことが好感された。
原題:Dollar Reverses Losses as Stocks Tank After FOMC: Inside G-10(抜粋)
  Dollar Drops Before Fed, Euro Buoyed by Italy Bonds: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が急落、FOMCが比較的ハト派色薄く

  19日の米株式相場は大幅安。S&P500種株価指数は1年3カ月ぶり安値を付けた。米当局の引き締め政策で経済成長が鈍るとの投資家不安を、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が鎮めることはなかった。米国債市場では長期債が大幅続伸、利回りが低下した。

· 米国株は大幅安、FOMC後に下げ-S&P500が1年3カ月ぶり安値
· 米国債は長期物が大幅続伸、10年債利回り2.76%に低下
· NY原油は反発、米利上げ後もプラス維持-留出油の需要が高水準
· NY金スポットは下落、先物は上昇

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は定例会合で今年4度目の利上げを行う一方、2019年の利上げ見通しは前回予測の3回から2回に下がった。市場には1回の利上げしか織り込まれていない。世界経済の成長減速懸念で米国株が調整局面入りしたことから、当局は金融引き締めの手を和らげるのではないかとの見方が市場では広がっていた。

  S&P500種は前日比1.5%安の2506.96。ダウ工業株30種平均は351.98ドル(1.5%)安の23323.66ドル、ナスダック総合指数は2.2%低下。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.76%。

  ニューヨーク原油相場は反発。FOMCの利上げ発表後に一時、上げ幅を縮小する場面もあったが、4営業日ぶりの上昇で引けた。米国でヒーティングオイルを含む留出油の需要が15年ぶりの高水準となったことが手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は、96セント(2.1%)高の1バレル=47.20ドルで終了。限月交代で、より取引量の多い2月限は1.57ドル高の48.17ドル。ロンドンICEの北海ブレント2月限は98セント高の57.24ドルで終えた。

  ニューヨーク金市場では、スポット相場が下落。米金融当局は追加利上げを実施する一方、2019年に予想する利上げ回数を2回に減らした。FOMC声明発表前に取引が終了したニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.2%高の1オンス=1256.40ドル。BMOキャピタル・マーケッツのタイ・ウォン氏は電話取材に対し、FOMCは「市場が予想したほどハト派でなかった。若干失望させられた格好だ」と語った。

  Eトレードの投資戦略担当バイスプレジデント、マイク・ローウェンガート氏は「この利上げは2018年のわが国経済に対する信任投票だが、要するにこれにておしまいだ。2019年に焦点が移る中で、だいぶ未知の領域に入った」と指摘した。

  この日はナスダック指数の下げが目立ち、中でもフェイスブックは、新たなプライバシー侵害懸念の浮上が嫌気されて7%余り下落。フェデックスは、幹部が世界貿易の鈍化に言及したことから12.1%安となった。
原題:U.S. Stocks Tumble as Bets on Dovish Fed Go Wrong: Markets Wrap(抜粋)
Oil Pares Gains as Fed’s Interest-Rate Increase Clouds Outlook
Gold Slides as Fed Raises Rates Amid Unease on Economic Outlook

◎欧州債:イタリア債が上昇、予算巡るEUとの合意を好感

  19日の欧州債市場では、イタリア債が上昇。2019年の財政赤字を巡り欧州連合(EU)と合意したことが好感された。ドイツ債はほぼ変わらず。引け後には米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表が控えている。

  • イタリア2年債利回りは一時17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い0.38%と、5月28日以来の水準となった。10年債のドイツ債とのスプレッドは14bp縮小して255bp
  • イタリアの代表的株価指数のFTSE・MIBは、他の欧州市場を上回る上昇率を記録した。欧州委員会のドムブロフスキス副委員長がイタリアに対する過剰財政赤字是正手続き(EDP)発動を見送ったと発表し、銀行株などが買われた
  • 英国債はほぼ変わらず。短期金融市場が織り込むイングランド銀行の次回0.25ポイント利上げの時期は、2020年5月から同年6月に先送りされた
  • ドイツ10年債利回りは変わらずの0.25%、イタリア10年債利回りは15bp下げて2.79%

原題:Italian Bonds Advance Ahead of FOMC; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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