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JPモルガン株、投資判断引き下げ-米銀の成長見通しに疑問広がる

銀行株にはまだ下げ余地があるのか。この疑問を新たに考えさせるアナリストの見解が相次いだ。

  アトランティック・エクイティーのジョン・ヘガティー氏は、JPモルガン・チェース株の投資判断を「中立」に引き下げ、同業大手に比べて株価目標に対する「上昇余地が最も小さい」と指摘した。同氏は「ディフェンシブ」という点でバンク・オブ・アメリカ(BofA)の方を選好するという。

  同氏は同時に、BofAとシティグループ、ウェルズ・ファーゴの株価目標と1株利益予想を引き下げた。ローンの伸びと純金利マージンの上昇がいずれも悪化し、それに伴い純貸し倒れ償却(NCO)も増加する見通しだという。

  野村ホールディングス傘下インスティネットのビル・カーキャック氏は、「見通しが2019年に下方修正されること」に備えている。地域銀行の株価は割安だが、1株利益の減速に対する見通しが不透明なため、「強気になるのは時期尚早」との見方をリポートで示した。

  エバコアISIのアナリスト、グレン・ショア氏は金融企業についてのリポートで、S&P500種株価指数が10-12月期としては1920年代終盤以降で9番目に悪い成績となりそうな状況であり、今の市場を表現するのに「厳しい」という言葉では足りないと指摘。考えられる理由として、貿易摩擦や連邦準備当局のバランスシート正常化、イールドカーブの平坦化、世界経済の成長減速見通し、高利回りおよびレバレッジドローンの低調、「その他サイクル終盤の確認につながる兆候」を挙げた。

原題:JPMorgan Gets Downgrade as Doubts Mount About Banks’ Growth (1)(抜粋)

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