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トランプ大統領、米軍にシリアから全面撤退を命令

更新日時
  • 過激派組織ISISを打倒したとトランプ大統領
  • 撤退スケジュールや空爆を続けるかどうかなどは不明
TOPSHOT-SYRIA-US-CONFLICT
Photographer: DELIL SOULEIMAN/AFP
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Photographer: DELIL SOULEIMAN/AFP

トランプ米大統領は19日、シリア国内の過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を打倒したと述べるとともに、シリア駐留米軍の撤退を命じた。

  今回の政策の急転換は米国防総省にとって予想外だったもようだ。また、米国と手を組むシリア国内のクルド人勢力が苦境に追い込まれることになる。

  トランプ大統領は19日午前のツイッター投稿で、「われわれはシリアのISISを打倒した。これは私の任期中、シリアに駐留する唯一の理由だった」と述べた。

  しかし、トランプ大統領の発表は撤退スケジュールや全部隊が撤退するのか、空爆を続けるかどうかといった重要な点に言及していない。

  この決定に対して米議会の共和、民主両党議員が反発。シリアの将来をロシアとイランの手に委ねることになると批判した。シリアに同調する両国の内戦介入で、シリアのアサド大統領は敗北を免れたと見られている。

  リンゼー・グラム上院議員(共和)は撤退が「ISISの後押し」になるほか、「オバマ大統領のような大きな間違いだ」とツイート。「これは大混乱だ」と述べた上で、状況を理解するためにこの日のうちにマティス国防長官に会うと語った。

  当局者1人が匿名で明らかにしたところでは、マティス長官は1週間前にトランプ大統領と撤退の可能性について話し合ったという。この当局者はマティス長官がどう反応したかコメントを控えた。

原題:Trump’s Syria Pullout Fuels Confusion With Kurds Left in Lurch(抜粋)

(米議員の反応などを追加して更新します.)
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