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イールドカーブ、見た目ほどフラットでない-リセッション予想は尚早

  • 2-10年債スプレッドがマイナス20bpになれば景気後退兆候
  • 当局の資産購入で長期債利回りは今でも人為的に押し下げられている

米国債の2年物と10年物の利回り格差が、2007年以来の小ささに近づいている。イールドカーブでは短めの一部で既に長短利回りが逆転している。しかし、こうした状況をリセッション(景気後退)の兆候だと捉えるのは時期尚早だと指摘するストラテジストらもいる。

  ステート・ストリートの北米マクロ戦略責任者リー・フェリッジ氏とモルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントの債券ポートフォリオマネジャー、ジム・キャロン氏は、イールドカーブは見た目ほどフラットではないと言う。連邦準備制度による危機時の資産購入によって、長期債の利回りは今でも人為的に押し下げられているためだとしている。

  

The 2- to 10-year curve may be next to invert, but its signal is in doubt

  キャロン氏によれば、2年債と10年債の利回り格差について、2月の79ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)前後から今月付けた危機後最小の9bpへの縮小は成長減速を示唆してはいるものの、1960年代以来の低失業率を踏まえればリセッションの兆候ではない。ロンドン時間19日早くの約16bpから、実際にマイナスに転じたとしてもリセッションを意味しないという。

  「イールドカーブのリセッション予測手段としての力は、2-10年債のスプレッドがマイナス20-25bpになれば、強まったと言えると思う」と同氏は述べた。

原題:For Some, Curve Inversion Isn’t If or When, But How Deep (1)(抜粋)

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