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超長期債が上昇、株急落で避難資金流入との見方-日銀政策は現状維持

更新日時
  • 新発20年債利回りは一時0.51%に低下、7月20日以来の水準
  • キャッシュ化か、債券に逃げる投資行動に-三井住友トラストAM

債券市場では超長期債が上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に米株式相場が下落した流れを引き継ぎ、日本株が大幅安となったことから、投資避難的な買い圧力が強まったとの指摘が聞かれた。一方、日本銀行はこの日の金融政策決定会合で政策の現状維持を決めたが、相場への影響は限定された。

  • 長期国債先物2019年3月物の終値は前日比12銭高の152円51銭。一時は152円69銭に上昇
  • 20年物166回債利回りは一時、日本相互証券の前日午後3時の参照値より3ベーシスポイント(bp)低い0.51%と、新発債として7月20日以来の水準。新発30年債、40年債の利回りも5カ月ぶり低水準
  • 新発10年物352回債利回りは一時0.01%に低下

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • FOMCに関してはドラスティックな利上げ打ち止め示唆への期待があったとみられ、米株安につながった流れを受けて日本株はディフェンシブ銘柄まで崩れて投げ売りの方向
  • キャッシュ化か低い利回りでも債券に逃げるという投資行動になってきている
  • 世界的にも余った資金は金利が残っている超長期債に向かう流れになりやすい

背景

  • 19日のダウ工業株30種平均終値は前日比1.5%安。この日の東京株式相場は日経平均株価の下げ幅が700円を超える場面も
  • 19日の米10年物国債利回りは前日比6bp低い2.75%程度と4月以来の低水準 

日銀会合

  • 長短金利操作付き量的・質的緩和の枠組みによる政策運営方針の維持を7対2の賛成多数で決定
  • 三井住友トラストAMの押久保氏
    • 足元のグローバルな環境の中で、日銀としては政策の現状維持ができることの精いっぱいというところ
    • 決定会合の結果はサプライズなく、債券市場にとってはノーイベントで終わった

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%-0.140%0.025%0.520%0.720%0.850%
前日比+0.5bp+0.5bp-0.5bp-2.0bp-3.5bp-4.5bp
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