トランプ大統領とゴールドマンが同意-市場脅かすのは流動性の枯渇

  • 継続した引き締めが市場の「流動性を現在よりさらに低くする」恐れ
  • トランプ大統領が18日午前のツイートで論じた

トランプ大統領

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米国のトランプ政権はかつて、ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストらは「野党民主党のようだ」などと批判したが、流動性枯渇への懸念という点でトランプ大統領がゴールドマンに同意した。

  大統領は18日午前のツイートで、米金融当局による継続した引き締めが市場の「流動性を現在よりさらに低くする」恐れがあると論じた。

  ゴールドマンもリポートで、流動性低下を米株式市場に対するリスクに挙げていた。ジョン・マーシャル、ロッキー・フィッシュマン両氏らストラテジストは、今年の株式ボラティリティーと景気動向の不一致の多くは流動性不足によって説明できると指摘した。

  電子取引の増加や規制など数多くの要因が流動性に影響しているが、ゴールドマンは運用担当者らのリスク回避志向が今年の流動性低下の一因だと指摘した。ストラテジストらによると、この結果、個別銘柄に対する流動性の指標は過去1年で42%低下し金融危機以降の最低に近い。S&P500種株価指数先物についての同様の指数は70%低下し、10年ぶりの低水準だという。 

  リポートは「ボラティリティーに関するわれわれの経済モデルは13.4を示唆しているのに対し、最近の流動性状況は向こう1年のボラティリティー19.1を示唆している。最近の高ボラティリティーと低い取引高、歴史的水準を大きく下回る市場の深さが全て合わさって、平均以上の予想ボラティリティーにつながっている」と分析している。

原題:Trump and Goldman Flag Same Market Warning: A Liquidity Drain(抜粋)

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