中国は米国との貿易戦争で後に引かず、党の優位性を強調-習主席演説

  • 18日の演説は党の達成を列挙-「核心技術」の「自主創新」目指す
  • 体制の調整はあるのか、体制に亀裂が生じるのかが問題-トリビアム

中国の習近平国家主席

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

トランプ米大統領との貿易戦争で中国の習近平国家主席がすぐに後に引くだろうと見込んでいたとすれば、考え直した方がいいだろう。

  中国共産党の総書記でもある習主席は18日に開かれた改革開放40周年大会で、中国の富と力が増大していることが共産党、ひいては習主席自らの指導力を立証していると主張し、「何をすべきで何をすべきでないか、中国人民は誰からも指図を受ける筋合いはない」と明言した。北京でのこの大会に参加していたのは中国の政治と軍、実業界に大きな影響を持つ人々だ。

習近平国家主席

出所:ブルームバーグ)

  習主席の1時間20分に及ぶ演説は党による達成を列挙し、市場アクセスや経済成長鈍化を巡る投資家の懸念を和らげ得る新たな経済政策は示されなかった。その代わり習主席があらためて表明したのは「核心技術」の「自主創新」、つまり中核テクノロジーの中国による独自のイノベーションを追求し続けるということだ。

  北京の調査会社トリビアム・チャイナの共同創業者トレイ・マッカーバー氏は「習主席にとって2018年は非常に難しい年だ。わき出したこれら全てのトラブルにどう体制が対応していくかがこれからの問題だ。体制の調整はあるのか、それともこうした問題が体制に亀裂を生じさせ、習主席の権限と肝いりのプロジェクトを損ねるかどうかだ」と述べた。

  習主席は演説で党の優位性とマルクス主義的なイデオロギーを推進する必要性に言及。「何を、どのように改革するのかは、中国の特性に合った社会主義体制を改善・発展させるという包括的な目標に基づかなければならない」と論じ、「改革が必要または可能な部分は決意を持って変えていくが、変えてはならない部分を変えることは決してない」と語った。

原題:Xi’s Defiant End to 2018 Signals More U.S.-China Tension Ahead(抜粋)

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