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ムニューシン財務長官:株価波乱の一因はボルカー・ルールと高速取引

  • 財務長官、市場構造の検証を金融安定監視評議会に要請へ
  • FOMC開催中のため経済や市場全般に関する発言控える

ムニューシン米財務長官は高速取引やボルカー・ルールの影響が株式相場の大幅変動の一因だと批判し、市場構造に関して関係機関による検証を実施する計画だと述べた。

  ムニューシン長官は18日、ブルームバーグのワシントン支局でのインタビューで、「長期的には市場はさまざまな経済要素を反映するが、今は通常取引日で500ポイントの変動幅だ。その多くは市場構造に関係しており、われわれは検証するつもりだ」と語った。

Treasury Secretary Steven Mnuchin Interview

12月18日、ワシントンでインタビューに応じるムニューシン財務長官

写真家:Al Drago / Bloomberg

  ムニューシン長官は株式相場の波乱で他に考えられる理由についてはコメントを控え、18、19両日の連邦公開市場委員会(FOMC)開催中だとして、経済や市場全般に関する発言を避けたいと説明した。

  同長官は自身が座長を務める金融安定監視評議会(FSOC)に株式相場のボラティリティーについて検証するよう要請すると述べた。検証が完了する前に相場の急激な動きの背景にある要因について早まった判断は行わないとした上で、市場構造の問題が「理由の1つかもしれない」と指摘。「私見では、市場構造はボラティリティー上昇につながっている。高頻度トレーダーの存在とボルカー・ルールの組み合わせがその一部だ」と付け加えた。

  ただ、高頻度トレーダーの活動は10年余り前から活発化しており、ボルカー・ルールも既に2013年から実施されてきた。CBOEボラティリティー指数によれば、18年は日々の変動が激しいが、昨年は少なくとも1990年以降で最も落ち着いた相場だった。

原題:Mnuchin Blames Volcker Rule, High-Speed Trading for Volatility(抜粋)

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