メイ英首相、合意なきEU離脱に厳戒態勢-緊急時の計画を全面展開へ

メイ英首相

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

メイ英首相は、合意なき欧州連合(EU)離脱への厳戒態勢に入った。自身の離脱合意案に反対する議員らを首相が説得する時間は、あと4週間程度しか残されていない。

  メイ政権の閣僚らは18日、合意なきEU離脱を想定した計画を「全面」展開することに合意した。緊急事態に備え3500の部隊を待機させ、20億ポンド(約2850億円)の資金を活用できる状態に整える。今後数週間、市民や企業にさらなる注意喚起が続く見通しだ。

  メイ首相は自身がEUと交渉した離脱合意案を1月14日の週に議会採決にかけると表明した。首相周辺はそれまでに十分な数の議員が合意なき離脱の危険性を理解し、合意の支持に回ることに期待をかけている。英当局は合意なき離脱に至る場合、ポンドが25%、住宅価格は30%それぞれ落ち込むなど、大規模な経済的打撃が生じると予測する。

  バークレーEU離脱担当相は閣議後のテレビインタビューで、政府は引き続き離脱合意の承認確保を優先していると強調しつつ、「企業には準備が必要な事態だと伝えなければならない」と語った。

原題:May Pushes No-Deal Brexit Dangers With Key Vote Just Weeks Away(抜粋)

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