ドラッケンミラー氏:金融市場に黄信号-厳しい取引環境を見込む

著名投資家スタンリー・ドラッケンミラー氏の疑問は、どこまで悪化するのかという一点のみだ。

  金融市場はここ3カ月に激しいボラティリティーを経験したが、ドラッケンミラー氏は世界経済が既に減速しつつある中で中央銀行が景気刺激策を引き揚げることから、トレーディング環境はなお一層厳しいものになる可能性があると警告。今後数年間にわたる株式リターン低迷を見込む一方、利回りの低下が続くとの予想から米国債の購入を続けている。

ドラッケンミラー氏のインタビュー

出所:ブルームバーグ

  ドラッケンミラー氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「私が従来ビジネスで活用している指標を見ると、まだ赤信号ではないが黄色であることは確実で、警告シグナルを発している」と指摘。「最も確率が高いのは、この先厳しい時期を迎えるということだ」と述べた。

  同氏は景気動向に敏感な株式銘柄が9月以降に20%余り下げていることや、期間が短めの米国債での逆イールドなどを警告シグナルとして挙げた。

スタンリー・ドラッケンミラー氏

写真家:Scott Eells / Bloomberg

  ドラッケンミラー氏は次のリセッション(景気後退)を予測しているわけではない。ただ景気見通しは金融政策に大きく左右されると指摘。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げを見送るべきだとの考えを示している

  ドラッケンミラー氏は「慎重さが求められる時期だ」とし、「このバブルをゆっくりと解消させるのが望ましい。もしそうせず、これらの指標が赤信号に変わった場合、金融当局はさらに異例な措置を講じざるを得なくなる可能性があり、その方が問題が大きい」と述べた。

原題:Even Stan Druckenmiller Doesn’t Know Where Markets Go Next(抜粋)

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