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事故対応巡りライオンエアがボーイングと対立-発注取り消しを示唆

インドネシアの格安航空会社ライオンエアと米ボーイングが対立している。乗員・乗客189人が亡くなった10月の旅客機墜落事故への対応が発端だ。

  ライオンエアのオーナー、ルスディ・キラナ氏は事故対応における同社への扱いが不当だと主張して、ボーイングと交わしていた220億ドル(約2兆4800億円)規模の契約を取り消す考えを示唆している。

  ライオンエアが運航していた就航後2カ月のボーイング737MAXは10月29日、ジャカルタの空港を離陸後しばらくして、ジャワ海に墜落した。

Lion Air Co-Founder Rusdi Kirana Stands Firm on Canceling $22 Billion Boeing Jet Orders

ルスディ・キラナ氏

写真家:Dimas Ardian / Bloomberg

  ライオンエアは事故前、東南アジア以外ではほとんど知られていなかったが、キラナ氏(55)自身は業界では伝説的な人物だ。18年前に兄弟でボーイング737-200を1機借りてジャカルタとバリを結んだサービスを開始。その後、ライオンエアをインドネシア最大の航空会社に育て上げ、旅客機の買い手としても大きな存在感を示している。

In the Works

  キラナ氏はボーイングが事故を巡る問題にライオンエアを不当に巻き込んでいると主張し、同社はボーイングへの発注を取り消す文書の作成に乗り出している。ジャカルタでブルームバーグのインタビューに応じた同氏は、墜落事故に関するインドネシア当局の暫定報告へのボーイング側の対応に触れ、「倫理に反する振る舞いをしている。不道徳な行動であり、われわれは別の道を行く」と述べた。

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ジャカルタの港で事故機のエンジン部分を調べる調査官(11月7日)

フォトグラファー:Bay Ismoyo / AFP via Getty Images

  ボーイングはキラナ氏との話し合いについてコメントせず、「ライオンエアは貴重な顧客であり、この困難な時期において同社を支援している」と資料で説明。「今回の事故の全容を完全に把握するあらゆる措置を講じており、調査チームおよび全ての関係当局と密接に協力している」と記した。

Lion Air Co-Founder Rusdi Kirana Stands Firm on Canceling $22 Billion Boeing Jet Orders

ライオンエアグループのジェット機

写真家:Dimas Ardian / Bloomberg

ルスディ・キラナ氏

(出所:Bloomberg)

原題:The Man Taking on Boeing With a $22 Billion Jet Order at Stake(抜粋)

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