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好材料に反応しない米株市場、2月来の心理的支えも一時割り込む

更新日時
  • 2月9日に付けた日中安値、17日に一時割り込む
  • 市場はファンダメンタルズが将来悪化するのではないかと懸念

バリュエーションの低さやパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のハト派論調、関税合戦のモラトリアム。どれも株式相場を下支えできず、S&P500種株価指数は17日、ここ10カ月の心理的下支えだった水準(2月9日に付けた日中安値)を一時割り込んだ。

  10月の売り以降に相場が下げ止まったと強気派が考えた局面が3回あったが、今月はS&P500種にとって、12月として過去2番目に悪い月となりそうだ。

  クリエイティブ・プランニングの共同最高投資責任者(CIO)、ピーター・マルーク氏は「今の株式市場は良い兆候に反応しない。市場はファンダメンタルズが将来悪化するのではないかと考えている」とし、「おじけづいている人が大勢いて、こういう人々は様子見をしている」と話した。

  様子見が今では唯一の戦略のように見える。コンピューターとソフトウエア株のバリュエーションは来年の予想1株利益の15倍と、公益株などより安いが、売りは激しくなるばかりだ。

  S&P500種は17日に54ポイント安。今四半期で6回目の2%以上の下落となった。

  貿易やトランプ大統領の法的問題、中国の指標、原油下落、住宅市場の低調など、株価下落の理由の候補は数多いが、エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ケイト・ウォーン氏は「投資家は心配し過ぎていて、それが最近の株下落の大きな要因だ。全体として米国と世界の成長について懸念している」と話した。

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原題:Nothing Is Working as Bulls Run Low on Saviors in Stock Sell-Off(抜粋)
Nothing Works as Bulls Run Low on Saviors in Stock Sell-Off (1)

(最終段落を追加します.)
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