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ドル・円は続落、FOMC警戒や米景気減速懸念で112円半ば

更新日時
  • 一時112円47銭までドル売り・円買い、10日安値112円24銭に接近
  • 米株安さらに進めば111円前半の10月安値目指す可能性-三井住友信

東京外国為替市場ではドル・円相場が続落。今日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)への警戒感や米景気に対する懸念が強く、米金利低下や世界的な株価の下落を伴ってドル売り・円買いが優勢となった。

  • 18日午後3時37分現在のドル・円は前日比0.2%安の1ドル=112円63銭。112円86銭から一時112円47銭まで下落し、10日以来の安値を更新
  • 円はニュージーランド(NZ)ドル以外の主要9通貨に対して上昇
    • ユーロ・円は一時0.3%安の1ユーロ=127円64銭と2週間ぶりの水準までユーロ安・円高が進行
    • NZドルは企業景況感の改善を受けて上昇
ドル・円、雲の下限まで下落

市場関係者の見方

三井住友信託銀行NYマーケットビジネスユニットの矢萩一樹調査役

  • FOMCは来年以降どんどん利上げをやっていくようなスタンスには恐らくならない。そういった織り込みが入ってくるとドルは上がりづらくなる
  • 米株や原油価格が大きく下げるなど地合いは悪く、ドル・円は直近のレンジの下限で今月6日と10日につけた安値112円24銭を一回見てもおかしくない
  • 米株がさらに売り込まれるようなことになれば、10月安値111円38銭を目指すような相場つきになる可能性

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • ドル・円の下値リスクは意識されるものの、目先は日足一目の雲の下限が近い112円半ばが支えられそう。FOMC前に112円24銭まで下値を広げられれば御の字
  • 来年の米利上げの織り込み度は1回ないしゼロという状況でむしろやり過ぎ感も。その点でもドル・円が一段下がる理由は目先乏しい

背景

  • ブルームバーグの調査でエコノミスト90人中88人が、18、19日両日のFOMCで今年4回目の利上げを予想
    • これまで3回だった来年の利上げ回数見通しや「さらなる漸進的な引き上げを見込んでいる」との文言が修正されるかが焦点
  • 17日の米株式市場でS&P500種株価指数は1年2カ月ぶり安値。12月のニューヨーク連銀製造業活動指数や住宅市場指数の悪化を受けて、米景気減速懸念が広がる
  • 18日の日経平均株価は391円下げて終了。中国・上海総合指数は一時1.3%安
  • 米国債利回りはアジア時間の取引で一段と低下。10年債利回りは一時2.839%と10日以来の低水準
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