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ヘルスケア株・社債が急落-オバマケア違憲判決で投資家に動揺

米医療保険制度改革(オバマケア)は憲法違反だとテキサス州の連邦裁判所判事が14日遅く示した判断に伴う衝撃が、17日の米金融市場に広がった。病院株やマネージドケア(管理医療)などヘルスケア関連銘柄は株価が急落したほか、高利回り債の上乗せ金利(スプレッド)が拡大した。

Obamacare ruling has erased hospital stocks' gains this year

  病院株では、コミュニティー・ヘルス・システムズが約14%下げたのをはじめ、テネット・ヘルスケアやHCAヘルスケアも大きく値下がりした。

  リーリンクのアナリスト、アナ・グプテ氏はリポートで、今回の判決はHCAと多角経営の管理医療大手各社、ウェルケア・ヘルス・プランズの「買いの好機」になると指摘。この一審判決は2019年に連邦高裁によって覆る可能性があり、20年に連邦最高裁によって覆される公算が最も大きいとみている」とした。

  債券投資家もまた、今回の判断で生じた政治的不透明を警戒している。債券価格報告システムのトレースによると、テネットとコミュニティー・ヘルスの社債は17日、高利回り債の中でも特に下げが目立った。

  株式上場している病院運営企業のオバマケアへのエクスポージャーは最大10%だとグプテ氏は指摘。医療保険を利用できなくなることで、医療施設では患者数が減り、支払い滞納が増える恐れがあると警告した。

  管理医療株売りの影響を特に受けているのは、メディケイド(低所得者向け医療保険制度)とオバマケアの市場へのエクスポージャーが大きいセンティーンモリーナ・ヘルスケア。JPモルガンのアナリスト、ゲーリー・テイラー氏は14日、両社とも1株利益の40%余りをオバマケアに依存していると、電子メールで投資家に注意を促した。

原題:Health Stocks, Debt Fall as Obamacare Ruling Jolts Investors (3)(抜粋)

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