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12月17日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、NY製造業指数が予想下回る-対円は112円台

  17日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。発表された米経済指標が弱い内容だったため、米国債利回りが低下し、ドル売りが優勢になった。18、19両日の連邦公開市場委員会(FOMC)では追加利上げが予想されている。

  12月のニューヨーク連銀製造業活動指数は10.9と、2017年5月以来の低水準。市場予想は20.0だった。全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが発表した12月の住宅市場指数は3年ぶりの低水準となった。ブルームバーグのエコノミスト調査によれば、FOMC参加者は来年の予想利上げ回数を減らす可能性がある。

  トランプ大統領はFOMCを前に、米金融当局が追加利上げを「検討していることすら」信じ難いとツイート。ナバロ米国家通商会議(NTC)委員長はCNBCに対して、政治的圧力からの独立を示すためだけに利上げすることは不当だと主張した。

  トランプ氏はまた、一部政府機関閉鎖の回避を目的とした1-2週間の暫定予算案を支持しない考えだと、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  ドルは主要10通貨の大半に対して下落。円の上昇が目立った。

  ニューヨーク時間午後4時43分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%安。ドルは円に対しては0.5%下げ、1ドル=112円84銭。ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.1348ドル。

欧州時間の取引

  ユーロは対ドルで1.13ドル台を維持。ユーロ圏の11月の消費者物価指数(改定値)は前年同月比1.9%上昇と市場予想に比べて伸びが鈍化したが、イタリア政府が欧州委員会に修正予算案を提出するとの報道が支えとなった。
原題:Dollar Drops With Stocks, Oil and Treasury Yields: Inside G-10(抜粋)
Euro Gains Amid Slowdown in Euro-Area Inflation: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:S&P500が年初来安値、原油50ドル割れ

  17日の米株式相場は大幅続落。S&P500種株価指数は1年2カ月ぶりの安値となった。貿易や地政学的緊張、米政府機関閉鎖の可能性がすでに懸念される中、米金融政策が経済成長に影響するとの見方が広がった。米国債相場は株安を背景に上昇。10年債は遅い時間に日中高値を付けた。

· 米国株は大幅続落、S&P500種が1年2カ月ぶり安値-FOMC控え
· 米国債は上昇、10年債利回り2.86%
· NY原油は大幅続落、約1年ぶりに50ドル割れ-供給過剰を懸念
· NY金先物は反発、FOMC控えドルと米国株が下落

  S&P500種は終値ベースで2017年10月以来の低水準。S&P500種の業種別指数は一つ残らず下落したが、特にテクノロジーやヘルスケア、消費者関連銘柄の下げが目立った。テキサス州の連邦裁判所判事が米医療保険制度改革(オバマケア)は憲法違反だと判断したことから、医療保険株が急落。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、ベビーパウダーのアスベスト含有を巡るスキャンダルが悪化するとの懸念で、前週末から一段安となった。

  S&P500種は前週末比2.1%下げて2545.94。ダウ工業株30種平均は507.53ドル(2.1%)安の23592.98ドル、ナスダック総合指数は2.3%下落。ニューヨーク時間午後4時47分現在、米10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.86%。

  ニューヨーク原油相場は大幅続落。米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫急増をデータ提供会社ジェンスケープが報告したと伝わり、ここ1年余りで初めて1バレル=50ドルを割り込んだ。この日の米国株安も原油相場を圧迫した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は、1.32ドル(2.6%)安の1バレル=49.88ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は85セント安の59.41ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、この日はドルと米国株が下落。FOMCでは利上げが予想されている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は1オンス=1251.80ドルで終了。上昇率は0.8%と、ここ2週間余りで最大。

  ダウ平均は日中、600ドル余り下げる場面があった。小型株で構成するラッセル2000指数は弱気相場入りした。

  シエラ・ミューチュアル・ファンズのテリー・スパス最高投資責任者(CIO)はブルームバーグテレビジョンで、「株式市場はとりわけ、現在の動向、国外の政治動向、要人のツイート、米金融当局が19日にどう動くかに関するこうした観測の全てにかなり脆弱(ぜいじゃく)だ」と指摘した。

  米国債は全ての指標銘柄が上昇。中でも短中期債の上げが目立ち、イールドカーブ(利回り曲線)はスティープ化した。今週のFOMCでは利上げが広く予想されているが、トランプ米大統領は、金融当局が追加利上げを「検討していることすら」信じがたいとツイート。また、著名投資家スタンリー・ドラッケンミラー氏とウォーシュ元米連邦準備制度理事会(FRB)理事は共同執筆した寄稿で、利上げ休止の正当性を主張した。
原題:Stocks Close at 14-Month Low in Broad Sell-Off: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Advance and Curve Steepens Amid Risk-Asset Selloff
Oil Closes Below $50 for First Time in a Year as Glut Fears Grow
PRECIOUS: Gold Advances as Dollar Weakens Ahead of Fed Meeting

◎欧州債:イタリア、フランス債が小幅安ー英国債は中期債中心に下落

  17日の欧州債はイタリア債とフランス債が小幅安。ドイツ債は下げ幅を縮小した。この日は主要な欧州株価指数が下げた。英国債も安い。メイ英首相がEU離脱合意の承認を問う議会採決を1月14日の週に実施すると述べたことが手掛かりとなった。

  • イタリア債の利回り曲線はベアスティープ化。10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。ドイツ債に対するスプレッドは1bp拡大し、269bpとなった
  • 英国債は中期債を中心に下落した。メイ首相は1月の採決で現在のEU離脱合意が否決された場合、その他の案はないと言明
  • ドイツ10年債利回りは1bp上げて0.26%、フランス10年債利回りは2bp上げて0.74%、イタリア10年債利回りは2bp上昇の2.95%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian and French Bonds Slip, Bunds Steady; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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