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来年の株式投資はディフェンシブに、不透明感に対応-ゴールドマン

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Photographer: Scott Eells
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米ゴールドマン・サックス・グループは来年の株式市場を巡る強い不透明感について、ディフェンシブになることで対応するよう推奨した。

  デービッド・コスティン氏らストラテジストは14日付のリポートで、「来年の相場の行方は現在の景気拡大局面がどの程度続くかに対する投資家の認識次第だろう」と指摘。「投資家はポートフォリオのディフェンシブ性を強めるべきだ」と主張した。

  S&P500種株価指数については、来年末には3000に上昇するとの見通しを先月示していたが、その確率は50%にとどまると今では補足。2500に下落する確率は30%、3400に上昇する確率は20%とみている。

  ゴールドマンのストラテジストは同リポートで、「当社の2019年米国株予測は、幅広く設定してある」と認めた。

  S&P500種は14日、2600をわずかに下回る水準で終了。9月に付けた最高値を11%余り下回っている。コスティン氏は今年末の目標株価を2850で維持している。ブルームバーグがまとめた予想の中央値は3000。2019年の予想中央値は3079となっている。

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  ゴールドマンは最近実施した数多くの顧客との面談を引用し、米経済は2020年にリセッション(景気後退)入りすると多くの投資家がみていることを明らかにした。1928年以降、リセッション入りの前年に1四半期の間にS&P500種が10%余り下げていることが、投資家の懸念の背景にあると説明した。

  ゴールドマンのリポートは「2020年半ばに景気の下降局面が始まるとすれば、株式のバリュエーションは19年下半期にピークを付け、リセッションに向けて緩やかに低下する可能性が高い」と指摘。「2500に下落するという当社のシナリオは、20年にリセッション入りする潜在性を19年末までに織り込み始める可能性を反映している」とした。

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  同ストラテジストによると、来年の株式相場を巡るリスクは下方向だけではない。1928年にさかのぼるデータでは、リセッションに陥らなかった年の前年は、61%の確率でS&P500種が10%超のリターンを上げているという。歴史が指針になるとすれば、米経済がリセッション入りをもう少し長く回避できれば、株価は堅調になる可能性がある。

  ゴールドマンは不透明感を考慮し、公益事業や通信サービス、情報技術(IT)セクターをオーバーウエートにして、ポートフォリオのディフェンシブ性を強めるよう推奨した。選択的消費や工業、素材、不動産の各セクターについてはアンダーウエートに指定した。

原題:Goldman Says It’s the Time for Stock Investors to Get Defensive(抜粋)

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