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欧州小売り不振、オンラインにも拡大-アマゾン競合企業、株価43%安

  • 英エイソス、11月の販売は「著しく悪化」
  • 店舗販売の落ち込みをオンライン販売でカバーとの期待できず
Distribution Operations Inside Online Retailer Asos Plc's Warehouse

Photographer: Chris Ratcliffe / Bloomberg

Distribution Operations Inside Online Retailer Asos Plc's Warehouse

Photographer: Chris Ratcliffe / Bloomberg

欧州では店舗販売からオンライン販売まで小売業者の不振が広がっている。英オンライン販売エイソスが今年のクリスマス商戦は絶望的な出足となったと述べたことから、同社の株価は急落、一時4年半ぶりの大幅安を記録した。

  米アマゾン・ドット・コムと競合するエイソスの低調な見通しは年末休暇を直前に控え、小売部門の弱さが広範囲に広がっていることを示す。

  17日のロンドン株式市場でエイソスの株価は一時43%安を記録。時価総額14億ポンド(約2000億円)余りが吹き飛んだ。このほか英ブーフー・グループや独ザランドといったオンライン販売業者の株価も下落。店舗を持つ英マークス・アンド・スペンサー・グループも値下がりした。

  ジェフリーズのクレジットアナリスト、スティーブン・ライナート氏は、「筋書きに逆らった展開だ」と述べ、「店舗販売が衰退し、オンラインに未来があるはずだったが、その筋書きは台無しとなった」と話した。

  エイソスは11月の販売が「著しく悪化」したことを受け、2019年度の増収率見通しを下方修正した。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る混乱から景気見通しが不透明となり、消費者信頼感が押し下げられている。こうした中での大幅なディスカウントが不振を招いたと同社は指摘した。

  小売業者は今年、店舗販売での落ち込みをオンライン販売で埋めることは期待できず、12月の販売が改善しなければ、年明けには業績予想の下方修正を明らかにする小売業者が増える可能性がある。

原題:Europe’s Retail Apocalypse Spreads to Online From Stores (1)(抜粋)

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