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COP24、パリ協定の実施ルールを採択-テクニカルな詳細定める

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  • 1000億ドルの途上国支援や排出量削減の検証方法などで合意
  • 気温上昇をセ氏1.5℃に抑える必要性に米やサウジなどが異議
Iran's Salman Oil Field Ahead Of U.S. Sanctions
Photographer: Ali Mohammadi/Bloomberg
Iran's Salman Oil Field Ahead Of U.S. Sanctions
Photographer: Ali Mohammadi/Bloomberg

ポーランド・カトウィツェで開催されていた第24回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)は15日、2015年に結ばれた地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」の実施ルールを採択した。

  COP24に参加した約200カ国・地域の代表らは、1000億ドル(約11兆3500億円)の途上国支援や温室効果ガス削減に向けた取り組みの検証方法といった、パリ協定の実施に向けたテクニカルな詳細で合意。パリ協定は、50年までに化石燃料の使用を大幅に削減することを目指している。

  トランプ米大統領はパリ協定からの離脱を表明しているものの、米国も積極的に協議に参加し、排出量の検証方法などで中国から譲歩を引き出した。一方、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が10月の報告書で示した世界の気温上昇をセ氏1.5℃に抑える措置が必要との見解については、米国はサウジアラビアなどの石油輸出国と共に是認と受け取られる文言を盛り込むことに反対した。

Global warming temperature scenarios

今世紀末までの地球温暖化のシナリオ

ソース:Climate Action Tracker

合意の主な内容は以下の通り。

  • 先進国は20年までに気候関連支援を年間1000億ドルに引き上げるという長年の約束をどのように達成するかについてさらなる詳細を公表
  • 全ての国が24年までに排出量削減の進展状況を見極める最終報告書を提出
  • 温室効果ガス排出量を測定、報告、検証する基準を全ての国に適用

Pollution from Power

Carbon emissions from global electricity generation by type of fuel

Source: International Energy Agency WEO 2018

原題:Rules Guiding Pollution Cuts Adopted at UN Climate Meeting (1)(抜粋)

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