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債券、超長期中心に上昇-世界経済の先行き懸念や需給逼迫観測で

更新日時
  • 新発20年債利回りは一時0.54%、8月1日以来の低水準
  • 年末に向けて需給がタイト化しやすいー三井住友トラスト

債券相場は上昇。需給の良好さを背景に明日の20年債入札を波乱なく通過できるとの観測から超長期債を中心に堅調となった。世界経済の先行き懸念から海外金利が低下したことや、日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果も相場の支えとなった。

  • 長期国債先物2019年3月物の終値は前週末比7銭高の152円09銭。一時は152円17銭と中心限月の日中取引で16年10月以来の高値
  • 新発10年物352回債利回りは一時、日本相互証券の前週末午後3時の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.025%。前週末に付けた4カ月半ぶり低水準に並ぶ
  • 20年物166回債利回りは一時0.54%と、新発債として8月1日以来の低水準

市場関係者の見方

  • 三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト
    • 日銀オペ結果、残存1-3年の応札倍率が昨年11月以来の水準に低下するなど、需給逼迫が意識される展開
    • グローバルで景気の先行き懸念が高まっていることも相場の下支え要因
    • 外部環境が債券の買いシグナルを発する中で、明日の20年債入札は無難に消化される可能性があり、年末に向けて需給がタイト化しやすい

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超5年以下と変動利付国債
  • 買い入れ額は1ー3年が3500億円、3-5年が4000億円、変動利付債が1000億円といずれも据え置き
  • 1-3年の応札倍率は昨年11月以来の低水準と、市場の売り圧力の弱まり示唆
  • 過去の国債買い入れオペの結果一覧

背景

  • 14日の米10年物国債利回りは前日比2bp低い2.89%程度で終了
  • 14日のダウ工業株30種平均終値は2%安の24100.51ドル

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.155%-0.140%0.030%0.545%0.770%0.915%
前週末比 横ばい-1.0bp 横ばい-0.5bp-1.0bp-1.0bp
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